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第8話

7.




ガチャッ


なんて音がすれば


今日も走って玄関へ行く



『おかえりっ北斗っ』



私がそう言うといつもより早口で



北斗「ただいま、あなたっ」



と返ってくる


ドタバタとリビングに入っていき


荷物をポイッとソファーに投げると


慌てて部屋を片付け始める北斗


しゃべりかけていいのか分からず部屋の隅でポカーンと見ていると


パチッと目が合う



北斗「あぁっ!?」



何かを思い出したかのようにおっきな声で叫ぶ北斗に驚いてしまう



『どーした?さっきからすっごい忙しそうだけど』



やっと聞けたかと思えば


私のとこまで来て



北斗「ごめん、今日みんな来るんだけどいい?」



なんて、不安そうな顔で聞いてくる



『みんなって、、、?』

北斗「メンバー達」

『あっ、樹君とかっ?』

北斗「そうそう」



北斗のメンバーの話は今までたっくさん聞いてきたからすぐにわかった



北斗「ごめん、いい?」

『全然いいよっ』

北斗「ほんとっ?」

『うんっ!私会いたかったしっ』



すごい嬉しかった


北斗が1番楽しそうに喋る時は決まってメンバーの人達の話をする時


そんなメンバーの人たちに1回会ってみたいな


なんて思ってたぐらいだった


実際はあってないんだけどね、



北斗「先に謝っとくね、」

『ん?』

北斗「多分、すげぇうるさくなる」



あらかじめそんなことを報告してくる北斗に笑えてくる



『全然いいよっ』

北斗「うるさすぎたら言って、帰らせるから」

『ううん。大丈夫だよ、部屋の端っこで見てるねっ』



そんなに言われるとちょっと不安になってくる


部屋の隅を指さしながらそう言うと



北斗「ありがとうっ」



と言いながらふわっと笑う北斗


それから


ピンポーン


という音がなり



「おじゃしまーす」

「しまーすっ」



ビニール袋を持った男の人たちがぞろぞろとリビングに入ってくる



「「かんぱーいっ!」」


という声とともにどんどんとうるさくなるリビング


私も部屋の隅にちょこんっと座りその様子を眺める


すっごい楽しそうな北斗達を見てるとこっちまで楽しくなる


私の人生にはこんな時間なんて無かった


少し新鮮な空間に包まれながら


これもこれでいいのかも、と頬が緩んだ