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第6話

5.





私の自殺した理由が「いじめ」だと言えば


びっくりしたような顔で固まる北斗



『ほんとに普通のね、暴力とか悪口とか』



幽霊のくせに涙は出るらしく


ものを触ったって感覚は無いのに


涙が1粒頬を伝っていく感覚だけは


はっきりと分かる


北斗に背を向けるようにして



『でも、やっと終わった。だってこの世界にもう私は存在しないんだもんっ』



「あいつらきっと今頃びっくりしてるよ」なんて言いながら北斗の方を向けば


視界は真っ暗になる



北斗「俺も幽霊だったら抱きしめられたかな」



しっかりと抱きしめられているはずのに感覚はない



『ふふっ、気持ちだけで嬉しいよ』

北斗「ごめん、何も出来なくて」

『こんなこと言った私が悪いよ。』



北斗は何も悪くない


逆に「ありがとう」なんて言いたいぐらいだ


正直今の私にとって死んだことに全く後悔はない


だってものすごく楽しいから


北斗とこうやって毎日笑い会えてる日々が何より楽しいから


あんな腐った居場所より


今の方がずっと幸せ。



『ありがとう、北斗。私、今すっごい幸せだよ』

北斗「嘘つけ。俺何もしてないじゃんっ」

『そんなことないよ。いてくれるだけでいいの』

北斗「ほんとに、?」

『ほんとに、』



北斗に向かってニコッと笑うと


笑いながら



北斗「じゃあ、俺ずっとここにいる」



なんて言ってくれる



『ふふっ、ありがとう北斗』

北斗「いいよ。これであなたが幸せならいつまででもいてやるよ」



ケラケラと笑いながらそんなことを言ってくれる



『ありがとうっ、大好き。』



なんて言うと少しだけ顔赤くなる



『顔、赤いよ』

北斗「うるせぇっ」



心配してあげたのに


何故か少し怒りながらお皿を洗い始める


「大好き」なんて言葉ジャニーズなら死ぬほど言われてきてるはず


こんなに顔がな赤くなるなんて思ってなくて



『なんでそんなに赤くなるのっ』



なんて笑いながら何度もしつこく聞いたせいか


寝るまで見えないをされたのはまた別の話