第145話

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2021/01/03 05:10
(なまえ)
あなた
ごめん、逃げようとした
(なまえ)
あなた
いや、現在進行形で、逃げて良いよね?
現実から…………
白石
白石
逃げた所で何があるの?
(なまえ)
あなた
え?
白石
白石
現実から逃げないでほしい、
あなた先生にはまだ救える命があるの
(なまえ)
あなた
じゃぁ、白石先生は自分が移植しないと行けなくなっても、医者続けられますか?
(なまえ)
あなた
移植って誰かが死ぬって事じゃないですか、
普段、人の命を助けてるのに…人の死を待たないと行けない立場に立って………
(なまえ)
あなた
それでも白石先生は、医者続けられますか?
白石
白石
それは………
(なまえ)
あなた
ね?出来ないでしょ、
だから……もう…良いんです。楽にさせて下さい
(なまえ)
あなた
移植もしなくて良いから……
緋山
緋山
あんたそれ本気で言ってるの?
(なまえ)
あなた
これが嘘に聞こえますか?
緋山
緋山
聞こえるから聞いてるんだけど、
(なまえ)
あなた
そんな訳ないじゃん
緋山
緋山
心の底から移植しなくて良いなんて
思ってるの?
(なまえ)
あなた
思ってますよ、
緋山
緋山
だったら医者辞めなさいよ
そんな事で医者辞めるなんて医者失格
白石
白石
ちょっ緋山先生
(なまえ)
あなた
緋山先生に私の何が分かるんですか?
緋山
緋山
何も分からない
(なまえ)
あなた
じゃぁ……もう良いです
緋山
緋山
ただ……諦めないで欲しい
(なまえ)
あなた
…………
緋山
緋山
私もまだフェローの時に車両脱線事故の二次災害にあって、命を危険にさらしたの…心臓が停まって、心タンポナーデになってこの傷がそう
(なまえ)
あなた
………
緋山
緋山
2ヶ月も入院してやっと復帰だ、そう思ったら
今度は外科手術で不整脈…仕事が半年は出来なかった。半年でも辛いって感じた、だからあんたはもっと辛いと思う。でも、あんたの周りには仲間がいるの
緋山
緋山
だからもっと頼りなさいよ
(なまえ)
あなた
……(涙目
緋山
緋山
あんたの気持ちはあんたにしか
分からないんだから
(なまえ)
あなた
辛い………
(なまえ)
あなた
辛いです(泣
(なまえ)
あなた
怖いです(泣
(なまえ)
あなた
死んじゃうのかなって……(泣
白石
白石
………側にいるから
緋山
緋山
もっと頼りなさい
(なまえ)
あなた
ありがとうございます……(泣

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