第140話

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6,001
2020/11/29 13:57
白石
白石
……心…拍……確認…



































『ピーーーーーーピッ…………………………ピッ………』








緋山
緋山
………戻った?
白石
白石
……β遮断薬はどうかな
藍沢
藍沢
それで効かなければ時間の無駄だ、
藍沢
藍沢
アミオダロンはあるか?
冴島
冴島
あります
白石
白石
ちょっと、前例が無い治療法よ?
藍沢
藍沢
悪魔でもの話だ、なにもしなければ
あなたは死ぬ
白石
白石
……分かった
冴島
冴島
アミオダロン用意します
緋山
緋山
藤川入れて
藤川
藤川
おぉ























『ピッ…………ピッ…………ピッ…………ピッ…………』










白石
白石
戻った………
藍沢
藍沢
名取、横峯、灰谷ここは大丈夫だ
フェローの応援に行け
横峯
横峯
はい!
名取
名取
分かりました
灰谷
灰谷
はい!











……………………







白石
白石
……良かった
緋山
緋山
HCUに運ぼう
藍沢
藍沢
担当医はどうすれば良い
緋山
緋山
藍沢と白石と冴島で良いんじゃない?
冴島
冴島
私は良いですよ
白石
白石
私も…藍沢先生良い?
藍沢
藍沢
あぁ










助かった1つの、





『かけがえない命』















この灯りが消えないように。


















今にも消えてしまいそうな灯りを


















ずーっと灯らせておくには、

















どれだけの人を集めても消えない保証はない。


















確か昔、






『救命の世界に奇跡はない

そんなことは分かっている

奇跡を願わない医者はいない

それも分かってる』







今は、








『願うしかない』








それしか出来ない。
















そう思う。




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