たまたま聞いてしまった。
ジフン君好きな人いたんだ…
聞きたくなかった。
私は気分が落ち込んで早退しようと思い、保健室に行った。
そう言って先生が電話をしだした。
しばらくして
ガラガラ
あ、誰か来た。
カーテンが開けられた。
そこには私のカバンを持っているジフン君がいた。
私は驚きでついそう言ってしまう。
ジフン君が心配してくれたことに対し喜びと驚きが混ざった。
私が驚いてると先生にそう言うジフン君
手を引かれ、歩く。
私たちの間を静けさが流れる
そう言って再び手をとるジフン君、先程とは異なり恋人繋ぎで
自分で言って少し悲しくなる。
さらっと言われた言葉はあまりにも自然すぎて一瞬、右から左に流れそうになった。
そう言って笑うジフン君はやっぱりカッコよかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。