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その後 … 俺は あなたに理由は聞かなかった 。
や。 聞けなかった 。 怖かった 。
次の日学校で あなたの所に行くと とても顔色が悪くて …
君は 俺の前で倒れた 。
俺は 先生に頼まれて あなたの 家に送った 。
あなたのお母さんに 良ければそばに居てあげてと言われ俺はそばに居ることにした 。
そばに … いたかった 。
眠っている君 。 なんだか … 幸せそうに見えた 。
どんな夢を見てるんだろう 。
しばらくすると 目を覚ますあなた 。
どこか申し訳なさそうに する あなた … 。
その姿が 愛しくて … 俺は おでこをくっつける 。
そうすると 照れる君 。
目の前で 君と目線がぶつかる 。
心臓が ばくばくいっていた 。
俺 … 何緊張してんだ … 。
俺は ゆっくり と あなたに近づく 。
抵抗しない あなた 。
あと少しで 唇が 触れる と思ったその時だった 。
オンマ 「あなた ~ 先生が来てるわよ ~ 」
その声で 離れる あなた 。
先生 か … 。
俺は … あなたに 言おうと思った …
でも …
ガチャ
あの時の 男の人 。
あなたの驚いた顔 ___
きっと あなたは … この人のことが …
俺は 部屋を後にした _____
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!