第4話

🥞 - 03 -

140

2021/02/02 09:51






          バイト先に着いたのは



          開店15分程前だった 。

柚木＿＿＿ .

   おはようございます … 。

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   あなたっ 、 おはよって 、 え

柚木＿＿＿ .

   あはは 、 目でしょ 、 ？ 目 。

柚木＿＿＿ .

   振られたの 、昨日 。

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   昨日？！







 





     着いた瞬間 、話しかけてきたのは



     バイト仲間で 、大学も一緒の佐野瑠衣 。



     ちなみに 、私の彼氏 、



     いや 、元彼を紹介してくれたのは彼女 。

正門良規＿＿＿＿ .

   そんな 、大声出してどうしたん … 。








 












   















     奥から出てきたのは 、１つ上の正門さん 。



     このルックスだからか 、ここにやってくる



     女性客の8割は 、



     正門先輩目的だと言ってもいいくらい 。

正門良規＿＿＿＿ .

   あれ 、あなたちゃん 、目 … 。

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   せ 、先輩っ 、それ地雷です … 。

柚木＿＿＿ .

   ぜ 、全然大丈夫ですよっ 、！

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   てか 、まじで申し訳ないわ … 。

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   紹介した 、私が悪い 。






 



    








  

     紹介したのが 、悪い訳じゃないのに



     何故か謝ってくれる瑠衣 。

正門良規＿＿＿＿ .

   あぁ 、なるほど … 。

正門良規＿＿＿＿ .

   あなたちゃん 、ごめん … 。



































     それと 、私たちの会話を聞いて



     何かを察した正門先輩 。

柚木＿＿＿ .

   いや 、全然っ 、！

柚木＿＿＿ .

   それに 、別れた理由 、
   私が原因だと思うし … 。

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   え 、、？

柚木＿＿＿ .

   他に 、好きな人できたって 。

柚木＿＿＿ .

   私が 、魅力無くなったからかな (笑)

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   ちょっ 、何それ 。

柚木＿＿＿ .

   そんな 、怒らなくても … 。

佐野瑠衣＿＿＿＿ .

   違う 、これが普通だってば 、！














        




















     瑠衣と話していると 、



     先輩はいつの間にかいなくなっていて 、



     開店ギリギリの時間になっていた 。

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。