『なんで来たん。』
高橋「なんでどっか行くん!!」
『離してよ!!』
『私より、ほかの女の子の方がいいんでしょ?』
高橋「っ、…」
なんで、離すの?
なんで黙るの?
離してって言ったけど本当に離す人いないよ?
あからさまに黙る人なんていないよ?
ねぇ、なんで!!
『やっぱりそーなんだ。』
『私はいつになっても恭平の主役になんてなれないんだね』
高橋「ちがっ、、」
何が違うの?
もぅ、意味わかんないよ
ここまで探してくれたんでしょ?
走ってきてくれたんでしょ?
なのに
結局思わせぶりじゃん。
ねぇ、本当の気持ち教えてよ。
本当のこと話そうよ。
『私の事どー思ってるの、』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!