第10話

待ち時間
575
2021/09/25 11:50
その日はささっと夕飯を済ませ、翌日もツアーの打ち合わせをした。
そして時は木曜日()
今日も打ち合わせがあるが、葵の気遣いで今日は17時には終わらせてくれるらしい。
なんだかんだ葵が一番楽しんでる気がするのはなぜだろうか。
葵(マネージャー)
あなたには幸せになってほしいからね!
あなた
え、なに今のは心の声だったはずなのに((
葵(マネージャー)
まあまあ((
ちなみに最近はグッズを作ってるよん
スタッフさんのおかげで順調に進んでる。
大まかなデザインは決まったというところだろうか。
あとは細かいデザインとか、生地とかを決めるだけ。
そしてね?グッズ制作チームのデザイナーさんがめちゃめちゃかわいいのよ。
だから、毎回楽しみなんです()
そんなこんなで今日の打ち合わせが終わり、葵に家まで送ってもらった。
あなた
グッズすごいかわいくない?
葵(マネージャー)
それな、完成が楽しみ
まじで可愛かった。
自分の案からできたとは思えないほど。
葵(マネージャー)
じゃ、あなたこの後頑張ってね
あなた
何を…?
葵(マネージャー)
大森さんとのお食事でしょ?
あなた
うん、頑張る要素ないんよ
葵(マネージャー)
まあまあ!色々聞かせてね♡
あなた
あーうん()
葵(マネージャー)
じゃあまた明日ね!
あなた
うん、ありがとう〜



さて。
元貴さん来るまで1時間以上ある。
何をするにも微妙な時間なんよ。
あなた
掃除…?
なんとなく掃除をすることに()
そのあと、着替える。


防音室はできるだけ毎日掃除をしている。
中学校時代の先生が、いい音楽はいい場所からって言ってたから。
だんだん楽器が増えてきたが、全部が愛おしい楽器たちだ。


掃除が終わってもまだ時間があった。
せっかくだからメイクをし直そう。
そして着替える。





なんか…緊張する。
なぜだろうか。





そんな気持ちが心の中に現れたころ、インターホンが鳴った。
時間ピッタリだった。
あなた
すごっ…

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