俺はなんて事言ったん泊まるって急展開やろ!
もう言ったからにはしゃあなしやな
紫耀も降りてるし車もう行ったし
ロックを解除し部屋まで向う
鍵を開けて部屋に入ると何故か紫耀が玄関から動かない
紫耀なら別にええと思ってそんな忘れとった
好きになる前やったらすぐに脱がせてたのに
お風呂も先に入りやとか言ったけど
ホンマなら誰かが入った後とか入りたくないねん紫耀やから…
ドア越しに返事が聞こえたのでコンビニ向かう
着くと歯ブラシと下着と要りそうなものをカゴに入れ会計をする
コンビニ袋を掲げ家に帰る
自分の部屋やのに前に着き、いざ入ろうとすると時間がかかった
紫耀が髪を濡らしたまま迎えに来てくれた
大きめのサイズを出したのだか紫耀には俺の大きめがピッタリらしい
服そんなんなるって、やっぱ筋肉凄いねんな
あ、よく見れば上は俺の服着てるけど
どんだけ緊張してんねんっ!気づくやろ普通
コンビニ袋を預け風呂場へ向かい風呂に入る
…そろそろ出るか、2人きりが恥ずかしくいつもより長風呂をしてしまった
指さした方を先に温めてくれる
優しい…こんな時に好きを溢れさせないでや
2人で嬉しい筈なのに溢れる気持ちを伝えれず切なくなる
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!