帰りの車内で隣にいる人を見るとあくびをして眠そうに目を擦ってた
廉…最近忙しそうだしクマもひどい
声をかけると素直に海人と一緒に寝始める、海人もいつも元気に場を明るくしてくれるから休める時にしっかり休んで欲しい
2人が寝て20分程で海人の自宅に着いた
残りは俺と廉だけっ…て危なっ!
いきなりの急ブレーキに寝起きの廉は身体ごと前に倒れ込む思わず片腕で支える
うわっ軽いな、また痩せた?
急ブレーキで目は覚めたかも知れないけど
身体だけでも休めて欲しい、遠慮がちな廉を少し強引に引き寄せる
少し強引過ぎたかな…目を閉じてる廉を眺めながら考える
こうゆうことされて、どう思ってんだろお節介とか思われてないかな
俺は廉が好きだけど廉は違う
程々にしないと嫌われるかも…っ
今、身体をギュッて俺にしなかった!?
甘えてんの?嬉しさに思わずふっと息が漏れる
…言いたいな廉が好きだって
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。