大樹side
家に帰ると、あなたと一颯が2人で待っていた。
一颯はもう既にウトウトしていて。
あなたはそんな一颯を抱えて座っていた。
ほっぺをツンっとすると、一颯は起きなかった。
寝ちゃったねって言って俺とあなたの布団に寝かせた。
SNSを確認してみると、あなたの母親っぷりが話題になってた。
《あなたちゃんめっちゃママだ。》
《あなためちゃくちゃいいお母さん、》
《大樹とあなたちゃんの会話が夫婦だった笑》
《柵を壊す一颯くんすごいわ笑》
あなたは、ごめんねって笑った。
一颯と笑顔がそっくり。
あ、一颯が似たのか。
あ〜。
嬉しいこと言ってくれるなあ。
北人から連絡あったんだって笑ったあなた。
あなたがSNS上の声を見ている間に風呂に入りに行った。
上がると、あなたは机に突っ伏して寝ていた。
寝顔、めっちゃ幼い笑
いやー…
フラフラしてるけど…大丈夫?
ガタンッ
ちゃんと俺が運んだので、結果無事でしたとさ。←
今日のあなたはお眠り吉野。
あの日北人に来てもらえばよかった。
俺も行こうかなって思ってた。
じゃあ来てよ!!
姉ちゃんがお母さんやってるの見てて面白かったから。
何その理由!!
じゃあ俺が行けばよかったですね!
いいこと言うじゃん壱馬!
それなら俺がいく。
結局北人もあなたLOVEだよな〜。
(あなた/北人/あなた/北人/あなた/壱馬/あなた/北人/亜嵐)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。