第12話

#10 注目のマト。
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2019/01/22 08:52
優太side













廉の家であなたに告白して1週間。




2人(廉と紫耀)とは一言も話せてない。








もちろん、あなたとも。















今日は席替え。



あなたと隣になったら謝ろう。


諦めようとはしないけど、


急すぎたよな……。















先生「今日のLHRは席替えだー。順番にくじ引けー。」












12番……



後ろだ。やった。








あなたはどこだ。











11番……?!





俺の前じゃんっっっ


らっきぃ













あなた「あ、岸くん…… よろしく。」





「ああ、うん。」




早く言わなきゃ。

















「あ、あのさ……」










(?)「あー!あなたの隣やー!」










1番来て欲しくなかった奴だ。












あなた『廉くん!!!!』








なんで……


てか廉くん? 下の名前呼びか?!








廉がいるなら話せない…。






どうしよう。

























紫耀side










あなたと全然離れちゃったな…


謝らなきゃ行けなかったのに。。











「紫耀くん!前なんだっ よろしくねっ」










ん、誰だ?


(振り向く)












ああ、山口か。


あなたと仲良い。












「ああ、よろしく。」












~授業中~





先生「じゃあー、次の問題を…櫻井。答えて。」



あなた『え?!えっと、、、』





廉「ーーーーーーです。」




先生「…正解。」






廉「お前意外と頭悪いんだな(コソッ 」




あなた「や、やめてよ//(コソッ」






照れ顔可愛い。














カサッ



後ろから紙が回ってきた。






(かっこ2つが花奈、3つが紫耀です By 作者)













((紫耀くんって好きな人いないの? 花奈))










言ってもいいのかな……


でも……




(((いるよ。)))












また回ってきた。











((だれ???))















(((あなた)))















((やっぱり、。))






(((知ってたの?)))








((なんとなく。))








(((あ、そう。)))









また回ってきたのをみて俺は

息を飲んだ。




















(( 私、紫耀くんのことすきなの。
もしあなたに告白するなら、あなたに何があっても知らないからね?

それが嫌なら私と付き合って。 ))















(((脅しか。)))






((まあねっ))









(((気持ちが変わらなくてもいいなら)))









((いいけど、もし話したらペナルティだよっ))


















俺はそれ以上紙を回さなかった。







俺の教科書には



















一滴の涙が零れた。























(?)「なんで紫耀泣いてるんだ……?」




















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