紫耀side
俺、授業中に泣いちゃったよ。
男らしくないなぁ…。
誰かに見られてないといいけど。
てか、どうしよう。
誰かに相談、、、?
~放課後~
やっぱ、廉と優太に相談しよう。
「れ……」
花奈「紫耀くん!!!一緒に帰ろうっ!」
今日から俺の彼女になる人だ…
嫌だなぁ…
「あ、うん。」
あなた「え、なに?2人付き合い始めたの?!」
花奈「えへへ、実はねっ」
ああ、あなたに誤解された…
俺もう終わったな……
~帰り道~
花奈「ねえ紫耀くん。
このこと誰にも言わないでね。
言ったらあなたが…… 」
「それ以上言うなっっっ」
俺はもう耐えられなかった。
好きな人が傷ついて欲しくなかった。
俺には従うことしかできない。
「わかってるから。」
それしか言い返せなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!