ジリリリジリリリジリリリ
耳元で目覚まし時計が鳴く。
鬱陶しくて、つい、思いっきり時計を叩く。
あまりに痛くて、飛び上がる。
すると、スタスタスタという音がしたあと、ドアが開く。
ドアの向こうに立っていたのは、救急箱をくわえた飼い犬の一人、メイだった。
メイは俺をジィーーっと見つめると、左手を鼻でツンツンと押し、様子をうかがう。
俺の( ゚д゚)ポカーンとした顔を見ると、次は、右手をツンツンとする。
俺は、ヒリヒリッとして顔をしかめる。
その顔を見たメイは、救急箱を器用に開け、ゴソゴソと中をあさる。
と、メイは、包帯を右手に手際良く巻き、
と、呆れたようなため息を漏らす。
でもそのため息の中に「嬉しさ」のようなものを感じた。
母親の様なメイの姿に笑みがこぼれる。
心から幸せだと思った。
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メイが作ってくれた朝ごはんを堪能し、また、幸せな気持ちで満たされた。
でも_________
そんな幸せは長続きしない。
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どうも、作者です!
この物語を読んで下さりありがとうございますm(_ _)m
私からは言えませんが、だんだんと色々なことがわかっていくので、楽しみにしていてくださいね!
週に5回ぐらいは更新したいと思っています!
((語彙力皆無ですがご了承下さい。使い方が間違っている言葉などがあれば、ご指摘してくださると
助かります。
これからどうぞよろしくお願いします。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。