永瀬「ほぉんとにそれだけなん?笑」
「うっさ、うっっっさ」
永瀬「まぁKing of 関西でなにがあったのかは知らんけど、こーじとあなた仲良かったよな?」
「...昔は、ね」
永瀬「ほぉん、深く聞きたいとこやけど答えてくれんやろ?」
「よく分かっとるやん」
顔面国宝(仮)のお家に来てます海瀬です。
他にもメンバーは居るけどお酒も入ってたしみーんな寝ちゃった。
永瀬「でも俺、キンプリになってからじんと不仲説〜とか色んなこと言われよったけど結局は違ったやん?」
「そやね」
永瀬「うん」←
「...オチは?」
永瀬「...ごめんなかった」
「今までの時間返せや」←
あなたこわぁい、なんてビール缶片手に呟く廉。
私の横で寝転がっていた紫耀がうーんと唸りを上げて寝返りを打った。
「...あれはふつーに上が悪い」
永瀬「まぁなぁ、でも終わったことやし」
「...でも、あれが無ければ、こーじと不仲になることなんて無かった」
永瀬「そりゃそやけどさ」
廉は興味ないのか、それとも眠いのかふぁ〜と欠伸を噛み締めていた。
私が、あの時、
ちゃんと康二と話してれば。
King of 関西は、
″なにきん″は、バラバラになることはなかったのかな。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。