第40話

きっと、馬鹿だから
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2021/01/17 09:41
side:渡辺翔太












『だから何、?私やって一生懸命やっとる...!』













「あーしくじったまじ」



岩本「翔太お前ほんと昔から変わってねえよな」



宮舘「...今のはお互いに悪いよ」



向井「しょっぴー...はよ行かんと、あなたすぐにどっか行ってまうで」



「...ああ」













こんな所でうみこじとやらを見せつけられても困るから、汗臭い稽古場を抜けてひんやりとした廊下に出た。



あなたがあんなに怒鳴ってんの、初めて見たかもしんない。













「くっそどこだよあいつ...」



田中「あ〜?しょっぴーだ!」



「あ、じゅり」



田中「どしたの〜誰か人探し?」



「あなた、見てない?喧嘩して」



田中「あなた〜?見てないけど匂いはあっちの方にする」←



「樹...今ボケてる場合じゃねんだよ」



田中「ごめんって、でもまじでわかんない、ごめん」



「...ん」












あいつの行きそうな場所とか知らねーし分かんねーし。



意外にあいつのことよく知らない、し。



どーせ馬鹿だよ、俺は。












なんでよりによって今日なわけ。



せっかく涼太も復帰して、



なにより今日はSnow Manに取っても大事な2周年記念の日。



あなたが、ひとりだけ少し浮いていたのを思い出す。



康二はふっかの後ろに隠れてて、あなたは人見知りするラウと一生懸命コミュニケーションとって、



自分も不安なはずなのに。











「どこだよアイツ...」










こういう女とか1番嫌いなんだけど。



それでも汗水垂らして探し回るのは、そりゃあ。



あいつのこと、メンバーとして想ってるから...の、はず。

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