「おぉん?」←
朝早く来て、新曲で披露するダンスの振りを確認する。
今回のダンスは少しややこしくて、それでいてすこしめんどくさい。(
普段から振り覚えも遅いし、いつもより真面目に大きいか鏡に向かって踊ってた、時。
向井「おは、、、よぅ...」
「...おはよう」
さいっあく、なんでこのタイミングに来んの。
2人きり?いやいや、無理でしょ。
素早くレッスン室を出ようとした、その時。
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くっそこいつ、やりやがった。()
なんでキンプリのスケジュールまで知ってんのよ...!!
こうなったら意地でも楽屋逃げ出してやるっ。
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さっくんあいつやりやがったな()
いやまぁ幼なじみコンビで尊いけど...
ちらりと横を見ると、端っこに座って台本を読んでいる康二。
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きゃーきょもごめんよ。(
スマホを持って、私はある楽屋へと駆け込んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。