あなたside
『銀たん』
銀「きっしょぉ……」
『…ねぇ、まじで喧嘩売ってるよね、ね?』
銀「んでなんなん?はよ部活行かんと北さんに怒られてまうわっ」
『今日銀ちゃんち行くね』
銀「りょーかいっ、ほなまた後で」
『ばーい』
よぉし、どうしよ
治くんに話しかけられちゃったよぉおおっ
……いや行くのは決まってるんだけどさ、
どう伝えるかってのも大切じゃん、うん、
銀ちゃんに伝えてもらうとしても
治「直で言わへんなんて
薄情なやつなんやな、あなたちゃん」
いやそんなこと治くん言わないけど!!
……でも宮2号が言いそう、(())
直で言うとしても
話しかけるとかハードル高すぎて草生えるんだけd((ドンッ
……え、誰かに当たった、どうしよ
ヤンキーだったらどうすればいいって言うんだ?お?()
『す、すみません!!!!!!』(めちゃくちゃ頭下げてる)
角名「いや、こっちもごめん……??????」
なぁんだ、角名かぁ←失礼
あの治くんと宮2号の隣のヤツな、
おん、把握把握、
なんでこんなに頭下げてんだ?()
『……??』(頭下げたまま)
角名「……??」(覗き込もうとする)
『……』(頭勢いよくあげる)
角名「……ッアゥ」(顔にクリーンヒット)
『ッウアォ』(後頭部にクリーンヒット)
……やった、やったわこれ、やっちまったよ
『』(虚無顔)
角名「……なんかごめん」(鼻抑えてる)
『こちらこそ、』(後頭部抑えてる)
角名「俺行くね、」
『あっ、はい』
……いや気まずいよ、うん
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。