あなたside
『銀てゃーん』(夕食中)
「はーぁーいー、どうちたの?あなたたゃーん」(夕食中)
『仮マネ手伝うって言うのは決まってんだけどさー、』
「おー、」
『おさむくんが神々しくて私多分話しかけられないよ、うん』
「俺と一緒に行けばええやん」
『天才なのかな?』
「知らんかったの?」
『ただの凡人だと思ってたから』
「……うわぁ、複雑ぅ」
『ww』
『銀ちゃぁん、』
「おー、」
『半分寝てるよね?』
「…そう見える?、俺はそう思わないんだけど…?」
『思ってないだけだろ、馬鹿かお前は、馬鹿なのか?
じゃあなんで君はこの状況で突っ込まないんだ?』(サンタのコスプレと誕生日のメガネしてカレー食べてる)
「…普通の服装じゃね?それ、」(かぼちゃの着ぐるみにミ〇ーちゃんの被り物しながらカレー食べてる)
『…そっか、でも寝ながら食べるのはやめよっか、私の話ちゃんと聞こうか、うん』(諦めた)
「聞いてるわ」(目がどんどん閉じていく)
『そっか、ご飯はちゃんと全部食べなよ』(落ちてたイースターの卵いじってる)
『ところでさぁ
何この部屋、色んなの混ざりすぎじゃない?え、私がおかしいのか?』(ハンガーにかけてあるハリーポ〇ターの服を眺めてる)
「おー、」
『…もういいや、今日はもう飯食って風呂はいって寝ろ()』
「おー、」
『起きろ』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。