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919
2021/01/12

第19話

第19話


1週間限定で見学生が来た
エリナ
エリナ
エリナです♡
1週間だけですが仲良くしてください
ネオ
ネオ
ネオです
見学生とは、年に1度各学校が名門校である
NRCに1週間ほど見学にくる学生のことだ
このクラスには二人ほど見学生が来た


だけどまぁ、なんというか………随分
個性的な人達が来たものだな



夢小説的では、エリナちゃんがカリムの
こと好きになるのが定番なんだけど…………






















エリナ
エリナ
カリムくん♡よろしくね!


ですよね〜



カリム
カリム
あぁ!よろしくな、
俺はスカラビア寮寮長の
カリム・アルアジームだ
カリム
カリム
困ったことがあれば
いつでも言ってくれよな!
エリナ
エリナ
ありがとう♡
カリム
カリム
あ、なんならスカラビア寮に
泊まれよ、ジャミルの飯はうめぇぞ!
エリナ
エリナ
いいの?わーい♡
カリム
カリム
ネオだっけな………?お前も来いよ!
ネオ
ネオ
はぁ………まぁありがとうございます







なんていううか……複雑な気持ちだな
カリムは優しいから見学生で困ってる
エリナちゃんに親切にしてあげてる
だけだと思うけど………


でもやっぱり
少し壁を作ってほしい……









授業中も、エリナちゃんとカリムはずっと
教室の隅の方で楽しくおしゃべりをしていた


私はカリムとすごく席が離れているから
少しだけエリナちゃんが羨ましい










昼休み
エリナ
エリナ
お昼、一緒にしていいかな〜?
カリム
カリム
あぁ!もちろんだ!一緒に食べようぜ
カリム
カリム
ネオもどうだ?
ネオ
ネオ
ぜひ
エリナ
エリナ
じゃあ3人で行こうか〜♡


今日は、カリムと一緒に食べれないのかな……



カリムと目が合った瞬間、足早に教室に
出ようとするが………
カリム
カリム
あなたも行くぞ!
あなた
い、いいの?
カリム
カリム
え?いつも一緒だろ?
あなた
そうだよね
なんでもないよ
エリナ
エリナ
ねぇ誰?そいつ

エリナちゃんが明らかに低い声色で
こちらを睨みカリムに触りながらいう

カリム
カリム
あぁ、俺の将来の嫁さん
エリナ
エリナ
は?
あなた
初めまして、
グレイス帝国第一皇女
あなた・グレイスです。
あなた
カリムとはお付き合いさせて
もらっています
エリナ
エリナ
よ、よろしく
ネオ
ネオ
皇女様?ってことは敬語使った
方がいいですか?
あなた
いいえ、タメで構いませんし
どうか、呼び捨てで
ネオ
ネオ
分かった、1週間だけど
よろしくねあなた
あなた
はい
カリム
カリム
早く行くぞ
あなた
う、うん
エリナ
エリナ
チッカリムくん狙ってたのに((ボソッ


いや、今ばっちり聴こえましたけど!?



リズとジャミルも合流して珍しく食堂で
食事をすませることにした


いつも通り、カリムの隣に座ろうとしたのに
エリナちゃんに押し返された
エリナ
エリナ
ごめんねあなたちゃん♡
私、カリムくんと隣がいいの
リズ
リズ
おい、芋女
あなた
リズ!ハウス
リズ
リズ
チッ


ネ | ジ | リ
カ | エ | 私

という席順になり皆が不穏な空気になる中
カリム
カリム
いや〜腹減ったなぁ〜

と、なんとも空気を読まないこの男
エリナ
エリナ
ジャミルくんってかっこいいんですね
リズ
リズ
私の男だぞ
おぉストレートだな
エリナ
エリナ
え〜冗談で言っただけじゃん♡
やきもちぃ〜?ジャミルくんこんな
めんどくさい女やめといた方が──
リズ
リズ
フッ、誰が誰に嫉妬するって?
私がお前に嫉妬する理由も時間も
全くない
エリナ
エリナ
うっ
リズ
リズ
だってそうだろう?
スタイルも容姿も魔力も学力も
全て私に劣っているお前が……


逆に勝てると思ったのか?
と小馬鹿にしながらリズは煽りまくる


さすがっす、リズさん
カリム
カリム
おい、喧嘩はよくないぞ
エリナ
エリナ
カリムくぅ〜んこの人こわぁ〜い
カリム
カリム
ごめんな、でもリズは悪いやつ
じゃないんだあなたの友達
だから良い奴なのは間違いないぞ!


カリム………今日初めて好きでいて良かったと思った





そして、食堂ですらカリムとエリナちゃんの
イチャイチャを見せられた、その度に私の
前で舌打ちを繰り返すリズをジャミルが
おだてていた
 








放課後は、エース達の雑用を無理やり手伝わされて
帰る頃には空が真っ暗になっていた





そんな時だった


スカラビア寮の正道を通っていると影に覆われ
何事かと空を見上げると、空飛ぶ絨毯に乗っている
カリムとエリナちゃんを見つけてしまった



あなた
な………んで


空飛ぶ絨毯の逸話は主人公が大事な女の子
を乗せて、時々こっそり城を抜け出して
一緒に散歩していた。その話をカリムに
したら
カリム
カリム
じゃあ、これからこの絨毯に
乗るのはお前だけってことだな!
と満面の笑顔で言ってくれたのに















やっぱり、私に飽きちゃったのかな…………





それから30分、私は正道の真ん中でしゃがみこんで
泣きじゃくっていた、嗚咽がやんでもひたすらに
涙が流れていた、こんなに泣いたのはカルマくん
に浮気された時ぐらいだったっけな
ネオ
ネオ
あなた………?どうしたの?
こんなところで
あなた
……………
ネオ
ネオ
泣いているの?

心配してくれるネオの言葉に精一杯首を振る


ネオは急いで駆けつけてくれてその場にしゃがみ
こみ私と目線を合わせてくれる、すると唇に何か
柔らかいものが触れた気がした

キスされたと理解した瞬間
頭が真っ白になった
あなた
なんっ…………で
ネオ
ネオ
泣いてたから……………
カリム
カリム
おい


最悪……………



後ろを振り返るとカリムが睨みながらこちらに
ズカズカと歩み寄ってきた、そして私をお姫様
抱っこしたと思ったら
カリム
カリム
覚えとけよ


と、ネオに言い残しそのままカリムの部屋についた


カリム
カリム
なんであんなことしたのか?
あなた
…………………
カリム
カリム
いえ


カリム、過去最強に怒っている
二重人格の裏の方がでてる
あなた
私が、泣いていてそしたら
慰めてくれて……………
カリム
カリム
なぜ泣いていた
あなた
い、言えない
カリムは私の手を両手で壁におさえつけながら
壁ドン状態で私に般若の顔で問いただす
カリム
カリム
あいつには言えて
俺には言えないのか?

言えるわけないでしょうが
カリムのせいで泣いていたなんて

カリム
カリム
前から思っていたが、お前は
警戒心がなさすぎる
カリム
カリム
お前は女なんだ、力だってこんなに
弱い、もう少し男との間に壁を作れ





私は、いつまで





我慢すればいいの?





一体いつまで




カリムの二重人格に悩まされなきゃならないの?





カリムのその言葉でブチンと
何かがちぎれた音が聞こえた






あなた
カリムだって、人のこと言えないじゃない
カリム
カリム
なに?
あなた
カリムだってエリナちゃんとの
壁なんてないじゃない!
あなた
それなのに私にだけ壁壁って!
自分だって警戒心全くないのに
私にだけ警戒心つけろって
あなた
どう考えてもおかしいでしょ!?
今まで、溜まっていたものが我慢していた
ものが一気に溢れ出てくる
あなた
私は、ファーストキスも初めても
カリムとだったのに!
あなた
カリムはファーストキスも始めて
も、もう経験済みだったでしょ!?
あなた
私がどれだけ我慢しているか、
私が今日どれだけ辛かったか
カリムに分かるわけがないでしょ!
目頭が暑くなった、涙がこぼれる寸前で
私は必死に零れないように我慢する


泣くな、



こんなことで



我慢するんだ私




カリム
カリム
そうやってまた泣くのか?
カリム
カリム
泣いたら俺が折れるのが分かっていて
俺がお前の涙に弱いのが分かっていて


バチン


と部屋中に響き渡るほどの大きな音が響いた
私がカリムの頬を振った音だ



許さない、絶対に
あなた
そう
あなた
ならもうカリムの前で泣かないから
あなた
そんなこというなら、
カリムなんて頼らないから
溜まっていた涙もひっこみ
私は勢いで部屋を出ていった






自室のベットで泣きじゃくりそのまま
泣きつかれて寝ていた








次の日










リズ
リズ
なんだ?今日はカリムと
一緒に行かなくていいのか?
あなた
絶対に行かない
リズ
リズ
そうか…………


カリムと会わないようにいつもより
わざと登校時間を遅くして二人で登校した


教室に入ると
カリム
カリム
な、なぁあなた
カリム
カリム
昨日は…………そのっ
あなた
すみません、少しネオくんに用事
があるので後にしてくれますか?
アジームさん
カリム
カリム
うぅ
エリナ
エリナ
カリムくぅ〜んそんな女
放っておいて、こっちこっち


エリナちゃんに連れられてカリムは去っていった



あなた
ネオくん、少し面かしてくれない?
ネオ
ネオ
あぁ

一限目はサボり、ネオくんと話をする


ネオ
ネオ
いいの?授業サボって
あなた
いいの、カリムの顔見たくないし
ネオ
ネオ
ごめん、僕のせいだよね
喧嘩したの
あなた
ううん、ネオくんのせいじゃない
あなた
その程度の関係だったって
気づかせてくれてありがとう
ネオ
ネオ
う、うん
あなた
でも、キスした事は絶対に許さないから
ネオ
ネオ
ごめん
あなた
貴方はカリムから何かされたら
すぐに私に教えること

私にキスしたネオくんをカリムが
許すはずないから

ネオ
ネオ
いや、もうされたというか………
あなた
え?
ネオ
ネオ
あの後、寮長室に呼び出されて
「次手ぇ出したら絞め殺す」って
とんでもない目つきで脅されたよ
ネオ
ネオ
壁にヒビ入ってたし超怖かった
あなた
ご、ごめん
ネオ
ネオ
いや、元はと言えば
自分がまいた種だから
あなた
ごめんね
ネオ
ネオ
こちらこそ
あなた
そろそろ、戻ろうカリムにまた
怒られるのは面倒だから
ネオ
ネオ
え、え?喧嘩したんじゃ
あなた
これ以上いたら貴方の命が
危険だから
ネオ
ネオ
今すぐ行こう(即答)




そして、30分ほど遅れ二人で教室に戻った



モブ
モブ
遅いぞネオ、あなた
↑モブ先生
あなた
すみません、少し大事な用を…………
モブ
モブ
まぁいい席につけ
席につこうとした瞬間に、誰かに手を捕まれた
見ると、カリムが私の手を引っ張り教室の外に
出てそのまま走り出した
あなた
ちょ、カ、カリム!?

そのまま、人通りの少ない廊下につき直後
カリムは私を壁に押し付け唇を重ねる


あなた
ふ………んぅ………


いやらしい声が漏れ、顔が真っ赤になる
段々とキスは深くなっていき私の息をも
絡めとるようにカリムの舌が入ってくる


こんなことで……丸め込めようとしても…………
無駄なんだからね………
あなた
いい加減にしろぉ〜!!!
あなた
私に触らないで!この獣!
カリムを全力で突き飛ばし走り出すが
すぐさま右手を捕まれ引き寄せられる
そのままカリムに後ろから抱きしめられた
カリム
カリム
悪かったっ
あなた
っ……
カリム
カリム
不安にさせてごめん、
酷いこと言ってごめん
カリム
カリム
全部、全部俺が悪かったから
だから、嫌いにならないでくれ

その言葉と共に私を抱きしめて
いたカリムの手の力は強くなる、


震えていたんだ………確かに、震えていた
私の大好きなカリムの声も、腕も、




許さないつもりでいた


もう一度ぶってそれで文句言って


でも、カリムは


こんなに震えている








自然と涙が溢れた
あなた
私だけっていった…………
あなた
私だけしか見てないって、
泣くなら俺の前で泣けって、
絨毯には私しか乗せないって
嫉妬、嫌悪、怒り、切なさ

たくさんの感情が入り交じりボロボロと震えた
声で嗚咽の混じった声でカリムに思いをぶつける
あなた
キスだって、カリムとしたかった
食堂だってカリムと隣がよかった
エリナちゃんを誘ってほしくなかった
カリム
カリム
ごめんっ
カリム
カリム
泣かせてごめん、傷つけてごめん
あなた
泣いてない!
あなた
ただ、目にゴミが入って泣いただけで
泣いたわけじゃないんだから!
カリム
カリム
あぁ
あなた
離してよ、カリム
今は…………今は一人にしてよっ
未だに抱きしめるカリムに
抵抗するがびくともしない
カリム
カリム
それだけはできない、悪い
あなた
なんでっ
カリム
カリム
何よりも大事な子が泣いてる
一人になんかできない



私の体を自分と向き合わせたカリムは正面から
優しく抱きしめてくれる、私はそのままカリムの
肩に額を押し当てる
あなた
意味っ………わかんないよっ















どれくらいの間、カリムと抱きしめあっていたかは
もう覚えていない、けれどこの後二人して早退し
カリムの部屋で優しく甘く抱いてくれた










情事を終えた後も、カリムはずっと私を抱きしめて
何度も何度も、震えた手で抱きしめながら
震えた声で謝ってくれた