サマーホリデー最終日、寮へと帰り宿題
を全て終わらせカリムの部屋で泊まる事
になったが、ジャミルから借りた本が
あまりにも面白くつい没頭してしまう

ベットに腰を下ろし本に目を向ける
私にカリムはここ3時間ずっと私を
後ろから抱きしめ、首筋に顔を埋め
構え構えと騒いでいる




3時間前からキスされても無視して本を読んでいる
ついに痺れを切らしたのかカリムは私を押し倒す

だめだ、完全に拗ねてる

私の羽織っているカーディガンを脱がし
服の中に手を入れる、下着のホックを器用
に外しそのまま慣れた手つきでゆっくり
撫でるように胸を揉む

カリム………こういう時は異常に器用なんだよな



口を押し当て舌を入れて液も声も全て絡めとる
抵抗するのも無駄だと学習している私はカリム
の背中に腕を回し同じように舌を動かす

やはり何度しても刺激が強すぎて声が漏れる


私の真っ赤になった顔をカリムは無表情で
一瞬でも見逃さないように真っ直ぐ見つめる


好きな人にこんなに見つめられて
照れない人いる？


カリムの満足のいくまで深いキスをしたら
次は胸を攻められる、頂を噛み痕をつけながら
私の中に指を入れる1本入れ、2本、3本と
段々と増えていく

もう何度抱かれたから分からないのに
こうやって中に何かを入れられるのは
本当に慣れない

特に舌なんてあれは気絶ものだ

カリム、日に日に上手くなってるから
いくらシても慣れないのは仕方がない


私が珍しく抵抗しないからかカリムは
いつものように片手で私の両手を固定
することはない、その分攻められる所
が増えて濡れるのが早い

カリムがズボンを脱ぎ出したので
覚悟を決めて両手で顔を覆う

そしていつも通り片手で私の両手を固定する

恥ずかしい、と連呼する私にカリムは
キスをして誤魔化す


カリムは何があってもいれる時、何故か
私の顔を見たがる。どれほど抵抗しても
絶対に顔を隠すことを許してくれない




そして、口の中に入ってくる舌と同時に
カリムは容赦なく突っ込む

いつもならすぐにイカせてくれるのに
今日のカリムは焦らすように優しくする




優しくドロドロに甘やかされ頭の中がおかしくなる

果てしなく続く快楽に負け頬に涙が伝う
気持ちよすぎて泣くなんてことはしない
ようにしてたのに


そんな私を見て彼は満足そうに微笑む
そして、すぐに旋律は激しくなった

胸、口、下を同時に攻められその日は何回もシた











〜情事終了後〜

2人でベットに寝転び焦らしに焦らされた
私はカリムの反対方向を向き頬を膨らます

カリムはというとそっぽを向いて拗ねる
私を後ろからぎゅっと抱きしめ足を絡ませる

次また、焦らしまくったらただじゃおかない

カリムが拗ねる理由は基本幼稚だ
こうして私が自分に背を向けて寝たり
誘った時に既に用事があって断られた時だったり


本当に………子供かっての…………



不意に首元に冷たい物が当たった、不思議に
思い首元に目を向けるとそこにはネックレス
があった


赤色のルビーを象徴とした見るからに
高そうなネックレス。


カリムの方に急いで体を向ける

南の国に代々伝わる国宝級のネックレス
を誕生日プレゼントに頂いても、これじゃあ
アジーム家の次期正妃と言っているような
ものだ

赤く光り輝く宝石にそっと触れ、幸せを
噛み締めカリムにぎゅっと抱きついた

カリムは当たり前のように抱き締め返し
私の額や頬に沢山、触れるだけのキスを
してくれる

その日はずっと抱きしめあい
イチャイチャタイムを満喫した