いつも通り、昼休み教室で私は机に突っ伏してる。クラスの違うリズはいつもこうして教室に遊びに来てくれる
昨日、何があったのかと言うと
と、たくさん攻撃を受けていた
そして、カリムときたら授業中隣の席に座るのは当たり前でこちらをずっと見つめている、しまいには『今日も可愛いな〜』とずーっと言ってくる
本当に心臓に悪いのでやめていただきたい
古くからの付き合いである彼女は
幸せになって欲しいものだ
私の腰まで伸びた金色の髪を
姐さんがアレンジしてくれる
流れるように私の席の隣にカリムが座るそして、
私の前の席に座っているリズの隣にジャミルが座る
本当に仲良いいんだな
私の髪を編みながら姐さんはため息をつく
不意にカリムの方をチラッと見ると頬杖をつけ、
ムスッとしながらこちらを見ている
できたと言われても全く見えない
おどおどしている私に正面にいる
リズが鏡を向けてくれる
両サイドに編み込みがしてありそれを
一つにまとめてあった
とボソッと言うカリムにびっくりして私は固まる
リズもジャミルも姐さんもぽかーんとしてカリムに
視線を向けている
男の子に免疫のない私には限界で
頭からプシューと湯気が出るのを感じた
ぎゃあ〜〜今日もかっこいい!
国宝なの!?あの顔面!国宝なのね!
彼はそう言ってニカッと笑う、天使か天使がいるぞ
連絡先を交換し、彼はじゃあねと言って自席につく
それぞれ解散し5限目と6限目の授業を受けた
1限〜4限まではかわいいかわいいとこちらを向いていたカリムも5限と6限は何故かムスッと黒いオーラをまといそっぽを向いていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!