主様,幽々と和毅と稽古をしたんですよね?
そうですよ。
なら,僕達も稽古をつけて下さい。
いいですよ?あ,でも私の能力で出来た人が出てくるので…楽しみにして下さいね~
あ,1対1ですか?
能力を使うので3対1ですかね…?
承知しました。
それでは、このコインが地面に
落ちた時、試合開始です。
分かりましたか?
はい、
シュン(コインを投げた音)
チャリン(コインが地面に落ちた音)
『武器支配 獄蓮の大剣』
『不可能支配 動作殺し』
『自然支配 天変地異・獄炎噴火』
…(秀が近距離、紫裂が長距離、優樹が中距離ですか…本当…三人揃うと結構厄介何ですよね…)
さて…
ジャキ(大鎌を出した音)
これが鎌(何個かあるよ。)
何処まで耐えれますかね…?
『死符 死の舞踏』
…!『守護支配 守護の加護』
あ,ありがとう,秀
感謝する。
あぁ、
(ふふ,次はどの技を使いましょうか…)
『光符 光の従者』
お呼びでしょうか?お嬢様。(同時)
お呼びでしょうか?お嬢様。(同時)
お呼びでしょうか?お嬢様。(同時)
彼らに攻撃を。
我等が王の命令ならば。(同時)
我等が王の命令ならば。(同時)
我等が王の命令ならば。(同時)
『天符 天使の世界』
『天符 天使の槍』
『天符 天使の鉄槌』
あれは…?
メグミ様の能力…?
従者みたいだな…
シュン
!?
正解です。
ドン(秀を槍で殴った音)
私達はメグミ様の能力から作られた従者的存在です。
以後お見知りおきを。
あぁ…そうだな!
ッガン(秀が大剣でルメリーを攻撃した音)
ピシン(ルメリーが槍で大剣を止めた音)
っな!?
私はお嬢様の従者の中で一番近距離が得意なんですよ?
秀!
余所見はいけませんよ?
!?
さぁ…私の世界へようこそ!
同じ遠距離の攻撃を得意とする者どうし、遠距離で戦いましょうか。
紫裂が消えた…?
貴男も余所見をしてはいけませんよ?
紫裂はどこに行ったのかな?
メアリーの世界に居ますよ。
同じ中距離の攻撃を得意とする者どうし、戦いましょう?上原 優樹様?
メグミ様の従者様と戦えると言うのは光栄ですね。
ふふ、そう言って貰えて光栄です。
ッグ!
あら、もう終わりですか?立花 秀様?
何故俺を名前を知っているんだ?
私達はお嬢様の視点を共有しているからでございます。
まだ時間は御座います。
貴男の力尽きるまで闘いましょう。
尽きる前に倒したいがな。
それは不可能だと言う事を教えて差し上げましょう
此処は?
此処は私の世界で御座います。
この世界では私と言う存在は絶対。
その前にお前は誰なんだ?
私はお嬢様の従者的存在の
メアリーと申します、以後お見知りおきを。
貴男様は遠距の攻撃を得意とする。
そう、お嬢様から聞いております
なので今回は私、お嬢様の従者の
中で一番近距離が得意な私メアリーが
貴男の御相手を致しましょう。
お前を倒せば此処から出られるのか?
そうでございます。
でも私は貴男が知らない知識や戦術で倒して差し上げましょう。
貴男が届く事が出来ない未知の知識を見せて差し上げましょう。
そうか…なら!
『不可能支配 動作殺し』
『加護支配 守護の加護』
主様と良く似た戦術技術だな
当然です。
私達の元の力はお嬢様の物
私達はお嬢様の能力から作られた者
言わば私達はお嬢様の所有物であり
お嬢様の力で御座います。
そして、私の今の役目は
貴男を倒す事で御座います。
御覚悟を
貴男は私と同じで中距離の攻撃を得意します。私も中距離の攻撃を得意するので、殆ど能力戦になるでしょう。
そうだね…!
『自然支配 天変地異・火山噴火』
流石、お嬢様の直属の従属神様ですね
クオリティが普通の方よりは扱えて居ますからね
でも、それでも私に勝つことは不可能ですがね…
『消滅支配 削除』
僕の能力を打ち消したね…末恐ろしいよ…
私の役目は貴男を抑えつけるようなものですよ
言わば時間稼ぎです。お嬢様の準備が
おわるまで時間稼ぎをさせて頂きますね。
~シャットダウン~
!?
(無闇に動くのは駄目だな。
その場に結界などを纏って
この闇が無くなるのを待つのも良いがそれだと駄目な
気がしてならない。結界を纏って上で動くか?
そちらの方が合理的だな。よし)
『結界支配 防衛結界』『対象 優樹』
(成程…結界を自分に纏ったんですね、私は時間稼ぎが出来れば良い。)
…ふふ、あの子達は時間稼ぎをしてくれていますね…さて…私も“あの技”の準備をしないとですね。
さて…大鎌を持ってっと…
『闇符 闇の従属』
お呼びでしょうか?お嬢様?
お呼びですか?メグミ様?
お呼びですか……?お嬢様…?
お呼びですか?お嬢様?
お呼びですか~?メグミ様~?
お呼びですか?メグミ様?
ふわぁ~…ねむ…あ…
お呼びですか…?お嬢様…?
ベルフェ…しっかりしろ…
メグミ様の前だぞ…
だって…眠いんだもん…
はぁ…あ、お嬢様、何故私達をお呼びに?
今さっき、メアリー、ラメリー、ルメリーを呼んで
優樹、紫裂、秀と闘ってる最中なんですが
次の技を作るのに、貴女方の力を少々お借りしたくて
かしこまりました。
皆さんの技を合わせて合技を作ります。
『七つの大罪符 傲慢の悪魔』
『七つの大罪符 強欲の悪魔』
『七つの大罪符 嫉妬の悪魔』
『七つの大罪符 憤怒の悪魔』
『七つの大罪符 色欲の悪魔』
『七つの大罪符 暴食の悪魔』
『七つの大罪符 怠情の悪魔』
『大罪支配 全ての大罪』
ボワワワワワワワワ(魔力の塊が出来た音)
あとは…
«メアリー,ラメリー,ルメリー,
此方の準備は整いました。
同時に離れて下さい。
メアリーの場合はラメリーとルメリーの場合に紫裂を移動させて下さい。»
«かしこまりました。»
余所見か…?
時間稼ぎは完了です。
『能力解除』!
そして…『瞬間符 固定移動』!
«かしこまりました。»
流石に疲れるね…
さて、時間稼ぎが終わりました。
『瞬間符 固定移動』
っな!?
«かしこまりました、其方に移動させます。»
おりゃあ!
無駄な事を…
(でも私の任務は完了。
早く立花 秀様を彼方に移動させましょうか。)
『瞬間符 固定移動』
!?
来ましたね。
あれは…?!
魔力の塊…?
膨大な魔力…
ドドドドドドドドド(魔力の塊が三人に突撃してる音)
これは僕の守備じゃどうにも出来ない…!
ドゴーーーーーーン
~数時間後~
ん…?
…うぅん…?
…ぁ…?
あ、起きました?
上原 優樹様,立花 秀様,炎 紫裂様,
まだ,痛み御座いますか?
いえ、ありませんよ。
メグミ様の従者強すぎですよ…
ふふ、ありがとうございます。
さて、そろそろ戻りましょうか。
はい。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。