ー放課後ー
「あなたの下の名前君ー!行くでー!!」
そう言いながら銀髪さんは廊下で手招きする
「今行きまーす」
私はそう返事をして銀髪さんの後を追う
ここでチベスナさんの存在忘れてる人絶対いるよね
ところでチベスナさんはどこに行ったかって?
なんか威圧感がやばい白髪で毛先が黒い先輩に
朝練参加してないやらなんやらで
五分前ぐらい前に連れ去られてました
いやーあの人怖かったな…
圧というか威圧感というか…
「あなたの下の名前君?」
あ、やべ銀髪さんの存在忘れてた←
『はい、何ですか?』
「あのな…、俺らバレー部なんやけどバレー出来るか、?」
いや出来ないと行かないやろ
と思いつつも心にしまっておく事にした←
『はい、それなりには出来ますよ』
圧を感じる笑顔で言った
「ひぃッ…」
今銀髪さんから悲鳴が聞こえたのはきっと気のせいだろう
あ、そういえば…
『銀髪さんってポジションどこなんですか…?』
「あ、おん。WSやで」
…、カッケェなクソ
「 wwww」
え、何何怯えた後は急に笑い出したんだが怖
「今めっちゃ声に出てたで ww」
え、恥ず…
「あなたの下の名前君!!!危ない!!」
急に体育館の方から声がした
恥ずかしがってる間に体育館にいた金髪さん
のサーブらしき物が私の方に飛んで来ていた
トンッ…
だからとりあえずレシーブかましときました
そしたらめっちゃ驚かれてますなぜ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。