pipipipipi
翔也くんのスマホのアラームの音。
時刻は6時。
(翔也くん、早起きだな…)
でも、翔也くんはまだ起きてなかった。
(起こした方がいいよね、)
「翔也くーん、起きて〜」
そう言って翔也くんを揺する。
翔 「ん〜、もう少し…」
「しょうがないな…」
僕に背を向けて寝ている翔也くんを後ろから抱きしめた。
「翔也くん、昨日いっぱいシたもんね、疲れてるよね」
翔 「ねぇ、それ誘ってる?」
「翔也くん?」
僕に負い被さる翔也くん。
翔 「豆、そんな誘い文句、どこで覚えてきたの?」
「誘ってなんかないよ?」
翔 「ふーん、」
そう言って僕を抱きしめた。
翔 「寝癖すごいよ、一緒なおそ?」
翔也くん、貴方だけには言われたくないよ。
その後、朝食の会場に向かう。
純 「おっ、豆!翔也!おはよう!」
「おはようございます」
翔 「純喜くんおはよ!」
純 「お、豆、首虫刺され?」
「首?」
純 「うん、なんか内出血してる」
内出血?まさか…
そう思って翔也くんを見る。
ニヤニヤして僕を見る翔也くん。
やっぱり。昨日つけられたキスマだ。
気付かなかった。
純 「大丈夫?痒い?」
「全く問題ないです笑」
純 「おう!そっか!」
バレると思った…。
「翔也くん、なんでこんなにわざと見えるところに付けたんですか!!!」
翔 「うーん、」
「僕のっていう印かな」
顔が真っ赤になるのを感じる。
ほんとにずるいひと。
景 「豆〜」
「はーい!」
「どうしたんですか?景瑚くん」
ニヤニヤしている景瑚くん。
景 「あれ、豆、その首どうしたの〜??」
「虫刺されですよ」
景 「この時期、虫いたっけ?」
景瑚くん、なんか鋭い。
「ダニとかじゃないですか?」
景 「ダニにしてはデカいなぁ…濃いし…」
景 「まさか、キスマじゃないもんなぁ?」
「景瑚くん、」
バレてる、これは完全にバレてる…
景 「豆、」
「ん?」
景 「夜の翔也、どうだった?」
バレてた〜〜〜












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。