3日目。
今日は午前中だけのレッスン。
午後は自由時間。
10分前に練習場に着いた。
翔 「みんな遅いね」
「まぁそりゃ10分前ですからね」
そんなことを話していると誰か来たみたいだった。
蓮くんと奨くんだった。
さすがリーダーとリードダンサー。
蓮 「おー!2人とも!早いね!」
「蓮くんたちこそ!」
奨 「ちゃんと寝れた?」
蓮 「そういえば、翔也、疲れ取れた?」
翔 「もう大丈夫です!」
お母さんみたいな2人。
瑠 「おはよーございまーす」
祥 「おはよう〜」
拓 「…」
まだ眠そうな拓実くん。
赤ちゃんみたいで可愛い。
汐 「拓実くんめっちゃ眠そうやん笑」
なんやかんやで8人揃った。
「あれ?あと3人は?」
奨 「それがねぇ…碧海は何回起こしても起きなくて…」
蓮 「何かあったのかな…」
と、噂をしていると…
碧 「おはようございます…」
碧海くんからは怒りのオーラが滲み出ていた。
奨 「碧海?どうしたの…?」
碧 「あの二人は?」
純 「あ、ごめんごめん!遅れました!」
景 「おっ、ギリギリセーフ」
おちゃらけた2人が登場。
碧 「まだ練習開始まで3分くらいありますよね。2人とも、ちょっと外でてください。」
純 景 「はい。」
(この後碧海にこっぴどく叱られた2人であった。)
「ふぅー!練習終わったあ!!」
奨 「お疲れ様!あとは自由時間だから!ゆっくり休んでね〜」
皆 「はーい」
翔 「豆、この後何するの?」
「え、特に何も!」
翔 「サムギョプサル、行こっか?」
「まじですか!行きます!」
翔 「よし!今日こそはいっぱい食べてね」
「他にも誘うんですか?」
翔 「ううん、今日は2人。」
2人?ってことは…
デートじゃん!
翔 「だってさ、瑠姫くんのこと誘ったら拓実くんと蓮くんとショッピング行くって言うし、碧海誘ったら純喜くんと景瑚くんに高い焼肉奢ってもらうから無理って言われたし…奨くんと祥生と汐恩はカラオケ行くって言ってたし…」
あぁ、一応誘ったのね。
「僕は何も無いだろうと思ったから誘ったんですか〜笑」
翔 「そうじゃないよ!この前サムギョプサル食べれなかったでしょ??だから連れてってあげたくて、」
「ありがと翔也くん!」
翔 「んじゃ、さっさとシャワー浴びて行こっか!」
翔也くんからのお誘い。
それも2人きり。
そんな夢のような話ある?
翔 「よし!豆!行こっか!」
「はい!行きましょ!」
翔 「でも、夕飯にしては時間早いね。どっかで時間潰そっか、」
「どこ行きます?」
翔 「ボーリングとか?」
そして急遽ボーリングへ。
翔 「わぁ、豆、凄いな…」
さっきからストライクの連続。
翔也くんに大差をつけて勝っている。
「翔也くん下手すぎますもん笑」
対する翔也くんはずっとガター。
翔 「年下にバカにされるなんてなぁ…恥ずかしい…」
「とにかく!ピン倒してください笑」
こんな楽しいボーリング初めて。
その後、3ゲームを終え、サムギョプサル屋さんに着いたのは夜の8時頃だった。
翔 「僕の奢りだから、沢山食べてね」
「いただきまーす!」
翔 「僕が焼いてあげるね」
「翔也くん、子供扱いしないでください」
翔 「豆に火傷させたくないの!」
「しないから!早くトング貸してください!」
翔 「僕の大事な豆に傷がつくのは見てられない…」
冗談で泣き真似をする翔也くん。
大事ってどういう意味だろう。
弟として?それともちゃんと男として?
「はい、翔也くん、いっぱい食べてね」
そう言って翔也くんのお皿に肉を置く。
翔 「僕が奢るんだけどなあ笑」
そう言いながら肉を口に運ぶ。
翔 「んまぁ!」
食べてる時の翔也くんの顔、ほんとに可愛いんだよなぁ。
ケータイの待受にしたいもん。
「僕も!いただきます!」
翔 「どう?美味し?」
「んまぁー!翔也くん、連れてきてくれてありがとうございます!」
翔 「豆ってほんとに美味しそうに食べるよね、その顔待受にしたいもん」
え、運命?僕も同じこと思ってたんだけど?
「ていうか翔也くん、お酒飲まないんですか?」
翔 「弱くてさぁ、飲んだらすぐにベロベロになっちゃうからさ」
「今日くらいいいんじゃないですか??」
翔 「そうかな?んじゃ少しだけ。」
1時間後__________
翔 「んでさあ??そのまま突っ込んでってさあ笑笑碧海ドン引きしてんの笑笑笑」
結果、翔也くんはお酒を3口飲んだだけなのにベロベロになってしまった。
「翔也くん、そろそろ帰りましょ」
翔 「え、もうそんな時間?」
「もう10時ですよ」
翔 「んじゃあ帰ろっかあ!豆!僕の財布から払っておいてえ〜」
「はい〜」
お会計を済ませて店を出る。
「翔也くん、ちゃんと歩いて!」
翔 「あははは笑めっちゃ酔っちゃったあ笑」
翔也くんはお酒を飲むと笑いが止まらなくなるタイプの人間らしい。
翔也くんを介抱しながら宿舎に向かう。
「翔也くん、着きましたよ」
翔 「ありがと〜」
「もう今日は寝てください、明日も少しだけレッスンありますから!」
翔 「うん〜わかったあ〜」
翔也くんをベットまで誘導する。
倒れるように寝転がる翔也くん。
「僕もシャワー浴びたらもう寝よ」
翔也くんはもういびきをかいて寝ている。
とりあえずシャワー室に向かった。
「ふぅ…」
シャワーから上がって直ぐに着替えてベットにはいった。
そして枕元のランプを消そうとした
その時だった。
翔 「豆、もう寝るの?」
また寝ぼけてるのかな。
「また寝ぼけてるんですか、もう寝ますよ」
翔 「誰が寝ぼけてるって?俺が寝せると思った?」
「え?」
翔 「ねぇ豆、僕と楽しいことしよ?」
「翔也くん、やっぱり寝ぼけてるよ。」
翔 「だから、寝ぼけてないって。」
そう言って僕に近づいてくる翔也くん。
翔 「僕が鈍感だって思ってる?何も気づいてないと思ってた?」
「翔也くん?」
翔 「全部全部、知ってたよ。」
今夜の翔也くんは、
いつにも増して積極的だった。
翔 「景瑚が来ちゃうかなぁ。まあいいよね。」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。