※未成年飲酒は絶対にいけません。絶対にいけません。(大事な事だから2回言いました。)
部屋に戻ると、景瑚くんが1人でお酒を飲みながらテレビを見ていた。
景 「お、豆。翔也は?」
「汐恩くんとご飯行ってます」
景 「あれ?豆も行かなかったの?」
「行ってないですよ、ずっと奨君の部屋にいました」
景 「そっかそっか」
「景瑚くんがお酒なんて珍しいですね」
景 「いや、純喜くんに貰ってさ。2瓶あるから、豆も飲む?笑」
悪い人。未成年に酒を飲ませようとしてくるなんて。
「大丈夫なんですか?」
景 「たったの3%だから、大丈夫!」
「なら、遠慮なく…」
1時間後________
景 「豆、見事にベロンベロンだね。」
「え?そんなこと、ないっすよ!」
そんなことある。
だってさっきから視界がぼやぼやして、顔が熱い気がする。
景 「豆、なんか嫌なことでもあった?」
「え、?」
嫌なことなら、沢山あった。
いつもなら言えないことも、今なら言えてしまう気がした。
「僕、翔也くんが好きなんですよ」
景 「それはどういう意味の好き?」
「そのままです。恋愛対象。」
景 「え〜、豆が翔也をねぇ…」
「でも僕じゃダメなんです、翔也くん、僕のこと弟としか見てないから…」
景 「豆はさ、人と比べちゃうところがあるよね」
景 「でも、豆は豆じゃん?翔也は鈍感で大変だと思うけど、そのうち何とかなるから、」
景瑚くんの言葉は薄かったけど、安心感があった。
景 「豆、俺にしとく?」
「絶対嫌です」
景 「うわ、グサッときた。」
と、そのとき。
翔 「ただいま〜」
翔也くんが帰ってきた。
翔 「あれ?豆、寝てたんじゃないの?」
「あ、寝れなくて、景瑚くんと雑談してました」
景 「豆、お酒飲んじゃって顔真っ赤笑」
翔 「あ!未成年飲酒!」
「僕だってお酒くらい飲めるんですから、子供扱いしないでくださいね」
翔 「子供だとは思ってないよ?」
「え?」
翔也くんの何気ない一言。
それが僕の心を救ってくれた。
景 「ちょっと、蓮くんの部屋行ってきまーす」
景瑚くんが空気を読むように部屋から出ていってくれた。
「翔也くん、」
翔 「ん?」
「またサムギョプサル食べに連れてってくださいね」
翔 「おっ、いいよ〜また行こう」
ニコッと笑う翔也くん。
この笑顔はとてもずるい。
「翔也くん、」
翔 「なんだよ〜笑」
「好きです」
キョトンと僕を見つめる翔也くん。
翔 「豆、僕も好き。」
「え?」
翔 「ん?」
「それってどういうこと?」
翔 「え、サムギョプサルがじゃないの?」
あー、ダメだこりゃ。
翔也くんを落とすのに、あと何年かかるのでしょうか。
波乱の韓国合宿、1日目終了。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。