第6話

child?
731
2021/04/09 13:46 更新
宿舎についてすぐに、ダンスのレッスンだった。




韓国の先生達はみんな凄くて、圧倒される。




自分のダンスがまだまだだって言うことを実感させられる。




世界に羽ばたくアーティストになれるようにもっともっと頑張らなきゃ。




練習に熱が入る。













練習は16時まで及び、体力ももう限界。




正直、部屋に帰ってもう寝たかった。




でも…。



翔 「今からサムギョプサル食べに行くけど、豆も行く?」




なんて言うから…。断れないよね、好きな人の誘いなんて。




だから急遽、宿舎の近くのサムギョプサル屋さん へ。




お腹も減っていたし、丁度いいよね。




メンバーは、僕と翔也くん、そして汐恩くんだった。




汐 「삼겹살 3 인분. 그리고 우롱 차 세.」




汐恩くんが慣れた韓国語で店員さんと会話をする。




翔 「わぁ、汐恩さすがだわ」




汐 「知ってるて笑」




盛り上がる2人。




僕も韓国語を流暢に話せたら、さすが〜って言って貰えるかな。




汐恩くんは僕の1番の強敵。




この二人はJAMの間で「つるきま」っていうケミ名で親しまれている。




プライベートでもすごい仲がいい二人。




歳が近いから話が合うのかな。




それに比べて、僕は末っ子だから。




翔也くんって、僕といて楽しいのかな。




考えすぎかな。




そうしている間に、料理が到着。




汐 「それじゃあ、韓国合宿頑張りましょう!乾杯!」




翔 豆 「かんぱーい!」




翔 「豆、僕焼いてあげるね」




ほら、また子供扱い。




「いいですよ!僕焼きます」




翔 「豆はいいの!火傷したら大変でしょ?」




汐 「豆、俺も焼いてあげる」




2人して。肉くらい1人で焼けるし!




「ありがとうございます…」




翔 「豆、いっぱい食べてね!僕奢るから」




「ありがと、翔也くん」




翔 「汐恩、トング取って」




汐 「ん」



二人を見ていると、安定してるなって思う。




気を使わない、安定感のある二人。




翔也くんには汐恩くんがお似合いかもしれない。




そう考える度、泣きそうになる。




汐 「豆?体調悪いの?」




翔 「それにしても食欲無いね、大丈夫?」




優しい言葉をかけられて、ますます泣きたくなる。




「なんか、体調悪くなっちゃいました笑」




咄嗟に出た嘘。




本当は3人で楽しく食べたいのに、




変な感情がそれを阻止する。




「先宿舎戻りますね」




汐 「え、豆食べないの?」



「なんか、吐き気がするんです」




また出た嘘。



翔 「そっか、ゆっくり休んで」




止めないんだね。そりゃそっか。




そのまま店を後にする。




帰り道は長く感じた。



宿舎はお店から3分くらい。




でもその時は10分くらいに感じた。




人と比べてしまう癖。




すぐに嫉妬してしまう性格。




全てに嫌気がさして、自己嫌悪に陥った。




もういっそ諦めてしまいたい。




でも翔也くんの笑顔が頭を過るとその気持ちは直ぐに無くなる。




それでも今は、翔也くんのことを想って、




1人で泣きたい気分だった。

プリ小説オーディオドラマ