グクが事故ってから何週間経ったんだろ……
毎日私はグクの病室に行き、お見舞いに来てるけど、ぜんぜんグクは起きてくれない。
もうずっとこのままなの?グク
そんなの。
やだだよ…
ニコって笑ってるグクの顔もう一度私に見せて…
グクの手を握り、起きてと願ってる日々。
今日も同じ、私の隣にグクがいない世界なんてほんとしょうもない……
すると、手を握っていたグクの手がかすかに動いた気がした。
ナースコールを鳴らした。
ナースさんが来て。
ジョングクさんは奇跡的に目を覚ましたね!
良かったですねと言ってくれた。
でも、そんな事はなかった……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。