2年生の後半
…それを言われるのが苦痛だった
兄のことが普通に好きだし
そんなお兄ちゃんは周りから差別を受けている
周りの人はお兄ちゃんがE組に行くからってだけで差別をしてくる
そんなの…嫌なんだけど
私の周りから人はどんどん減った
お兄ちゃんがE組だからってだけだ
別に私はお兄ちゃんを責める訳でもない。
ある日
見た感じD組かな
私はその人たちに押された
五英傑なんて関わりなくないし
考えるより先に体が動いていた
私は男子生徒を殴った上で蹴り飛ばしてた
そして翌日私にはE組に転入すること、そして停学するように言われちゃいました
お母さんに頬を叩かれる
こんなの親の口癖…
慣れたよ
所詮私はお母さんの飾りだった
椚ヶ丘のA組に通う娘がいる
それはお母さんにとってはステータスだった
逆らっても無駄
私は部屋に戻った
部屋はお兄ちゃんの部屋の隣
お兄ちゃんはお母さんに隠れてたまに会いに来てくれる
お兄ちゃんは長い髪を見ながら笑う
お兄ちゃんと過ごすのは好きだから
約束をするのはとても嬉しかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。