第2話

2 。# 影山視点。
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2022/01/22 08:31










あなた 「放課後になった瞬間引っ張ってきたからなんだと思ったら高校生になってもサーブの練習…」



相変わらずだねと言いながら体育館の隅っこでちっちゃく座っているコイツは俺の幼馴染


小学生からの付き合いだ











影山 「サーブとってくれ」





そう言うと呆れたように返事をしながら腕まくりをし始める





あなた 「別に返さなくてもいんでしょ?」


影山 「??返せるなら返してくれもいんだぞ」




あなた 「うわっ!嫌味に聞こえる!」


そう言って眉間にしわを寄せ


「男子と女子の力の差考えてよ」


とブツブツ言いながらも練習に付き合ってくれる姿が何だか懐かしく感じる





あなた 「よしっ!」

そう気合いを入れてコートでレシーブの構えをする







トン…トンッ
少しボールをついてから助走をつける





あなた 「げ、ジャンプサーブ…ッ



少し動揺した顔を見せたあなただが


キュッ…ッ



サーブを打つ瞬間には獲物を狙うような目に変わる

あの目にはいつまで経っても慣れない








あなたの守備範囲では無いところを狙って打つ


そしてボールが手に当たる瞬間





キュッキュキュッ



影山 「…ッ」





狙っていた所に移動するあなた



ババァンッ





思いっきり腕を振り切る





ダンッ…ッ




ボールが腕に当たる前に避ける






あなた 「ひぃぃ…ッ飛雄また威力上がってない?!」

影山 「そうか?あなたの動きも早くなった」

あなた 「飛雄に連れられて練習してるからね…」



私は横で見とくよ。と言いながらさっき居た位置に移動する



影山 「ぁあ。」


軽く返事をしてまたボールをつく




その時





トトトッ


足音がして振り向くと









?? 「なんでいる?!!」




































見たことがあるようなオレンジ頭


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