第3話

3 。# 夢主視点。
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2022/01/29 09:09










?? 「なんで居る!?」


飛雄を指さして大声を上げた男の子



どうしたんだろ…



ん?…あの子って…


なんだか見たことがある気がして考える







お前が!コートに君臨する〝 王様 〟なら!


そいつを倒して俺が1番長くコートに立ってやる…ッ!






勝ち残りたかったら

強くなってみろよ



中学生最後の大会。




バレーにかける思いが痛いほど伝わってきたあの瞬間


2人の会話が


熱くそして輝いていて





思わず立ち止まってしまった事を思い出す





確か…日向翔陽だっけ。







2人の方を見る






日向 「ば、バカにすんなよ…!確かにあん時はボロ負けしたけど…次は!負けない!」


あれ。喧嘩してる感じ?


立ち上がって2人の様子を眺める


日向 「今は他にもっと〝 強豪! 〟って感じの学校トコがあるだろ!なんでそっち行ってないんだよ!?」




影山 「………………………」


あー…


影山 「…県内一の強豪校には。落ちた」



日向 「!!?」



デスヨネ。この高校に通った理由聞かなかったけど…予想はしてた…


日向 「落ちた?!」










日向 「〝 コート上の王様 〟なのに?!」



あ、。

翔陽くんやったな…


影山 「………オイ……その呼び方……」

日向 「??」




影山 「ヤメロ。」 ギロ…ッ!



日向 「ビクゥゥ」


やっぱりぃぃ
急いで駆け寄る


あなた 「しょ、翔陽くんごめんねッ!」

日向 「へっ!?」


急に名前を呼ばれたことに驚いたのか、口をパクパクさせている翔陽くん

あなた 「あ、えっと、翔陽くんと飛雄の試合見てて…!小林あなた!同じ烏野1年!よろしくね!」


そう笑顔で返すと翔陽くんも理解した様子で


日向 「あなた!よろしくな!」


と太陽みたいな笑顔で返してくれた





影山 「…」




??「いやぁー!まさか北川第一のセッターがウチにねぇー!


外から話し声がする


?? 「おース」

キュッキュッ


シューズの音が体育館に響く




背高い…!2,3年かな?



愛想良さそうな人と…




爽やかな人と…




ガン飛ばしてる人…?


ジャージの後ろに書かれた〝 烏野高校 〟の文字に胸が高鳴る



自分も高校生になったんだという実感が湧いてついニヤケてしまう


はっ…!


いい気分に浸ってる場合じゃない!と、みんなの方を向く



日向 「今までの全部…全部無駄だったみたいに言うな!」

そう叫んで飛雄を睨む翔陽くん
















また喧嘩してんのかい

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