第36話

No.36
1,283
2018/02/09 08:49
〈隼〉
亜嵐くんを、探しにあなたちゃんは

外に行った。
俺何してたんだ…?

あなたちゃんに抱きついたことしか

覚えてない…

そっからの記憶があいまいだ。
枕に左耳を下にして寝転がった。

目線の先にはあなたちゃんの携帯。
隼
あ、携帯…
俺はしてはいけないと思ったが

手が届いてしまった。





ホームボタンを押すと…!
隼
俺の…寝顔!?




俺の寝顔が出てきた。

めっちゃ恥ずかしい…/////

こんな顔見られてたなんて
隼
いや、可愛すぎでしょ
人の寝顔撮るとか…/////
片手にあなたちゃんの携帯を持ち

枕に顔をうずめた。
すると、階段を登ってくる音がする
隼
帰ってきたかな…
持っていた携帯を元にあったところに

戻した。
あなた

まだ帰ってこない…

あなたちゃんだけか…
あなた

ここらへんのスーパー
分からないのかな。
電話してみよ

と言ってこちらに近づいてくる。
携帯を取ったと思いきや

俺の体に布団をかけてくれた。
あなた

また、風邪ひいちゃうよ?

嬉しすぎてたまらない。

つい、
隼
もう、一生このままがいい…
あなた

え、起きてたの??

俺は顔を見せることができず

うずめたまま頷いた。
あなた

ダメだよ?
熱あったんだから
ちゃんと寝ないとね!

あなたちゃんの彼氏になったら

こんな感じなんだなぁ。

幸せだな。

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