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第15話

三章 二節 シルフさんの召喚


 『神風に宿いし伝説の聖霊シルフよ!music forestの地に栄光と伝説をもたらし、神風を我が前に示せ!Summon the Wind!』

一字一句違わないように(たがわない)ように目を閉じながらシルフさんを呼ぶ呪歌を歌った。この作業は村を出て初めて(それでも数週間しかたっていないが)だ。

「これが呪歌か…初めて聞いたな。」

「僕自身も召喚できることは知っていたけど実際に見るのは初めてかな…」

二人の声が聞こえたと同時に私は魔力が少し抜けていく感じがした。まぁこれもいつも通りの感覚である。薄目を開けてみると少し魔方陣が発光していた。徐々に徐々にシルフさんの形が作られていく。ちょっとすると、柔らかい声が聞こえてきた。

「エイカさん、お久しぶりです!!」

「久しぶり!シルフさん」

青色ベースのフリフリなワンピースを着ている可愛い女の子だ。

「シルフさん!今日は御願いが呼んだんだ。」

「そうなんですか~?わたしに出来ることであればなんでもやりますよ!私はエイカさんと契約していますからね」

そういえばカイトとエドナのこと紹介していなかったな…とりあえず説明してからでいっか。

「あの…それでなんだけど、これから危険な道を通りたいから一緒に来てほしいの」

「護衛系ですか!それならお任せください!!」

「ありがとう~」

「それでですが…そちらにいらっしゃるお方たちは…お仲間ですか?」

ありゃりゃ…シルフさんに先に言われちゃったよ。ということで慌てて説明する。

「ごめんごめん、こっちはカイトで私の幼馴染みよ。こっちの喋る黒猫はエドナっていうの。」

「宜しくお願いします、シルフさん」

「宜しくな、シルフさん」

そういうと、シルフさんは訝しい目でエドナを見ながらいった。

「へぇ…喋る黒猫さんですか、珍しいですね。ってん?この黒猫さん何か強力な呪いがかかっているのですか?」

「呪い??」

「知らなかったのですね。はい、わたしにはわからないですが…何か黒い意図を感じます。」

黒い意図か…何か黒幕がいるっていうことなのかな?シルフさんの抽象的な言葉だけではわからないけど、何かしら注意を払った方がいいってことだね。

「注意を払った方がいいかと思います、私が近くにいるときはなるべくお守りいたしますが…いないときはお気をつけくださいね。」

「ありがとう、シルフさん。それじゃあいこうか」

「わかりました!!」

ということで、シルフさんを召喚してようやく森の道へと進めるようになった。次の目的地はwind village風の村である。