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第21話

三章 最終節 それぞれの覚悟


「ねえ、エイカどう?なんかわかったことある?」

ノートにまとめる作業をしているとカイトが話しかけてきた。しかし、わたしはこれをカイトに見せるかどうか悩んでいた。

ちなみに、シルフさんは一回休んでいてもらっている。私が寝ている時間にずっとやっていてくれたからだ。

「いや…あのね…ちょっと不都合が生じたと言うか…なんというかさ材料が…」

「材料?僕が買ってくるよ?」

カイトの目はガチだ。そりゃ、仲間が傷ついていて助けたいのは当たり前かもしれないが。

「あーうん、確かに市販のものもたくさんあるよ。けど、一つだけ、市販でてに入らない。しかもレアなやつがあってね…」

「一体何が材料なの?」

「red wolfの骨を砕いたもの…それ以外は全部私が持っている物でいけるけど…」

「え?だったら倒せばいいんじゃないの?だって、討伐するためにここに来ているんだし。僕はもう、とっくに覚悟は出来ているよ。今すぐに突っ込んでもいい…エドナが救えるならね。」

「そっか…そうだよね。けど、今日はもう遅いから明日、すぐに行こう?私と、カイトの二人で。」

「シルフさんは?」

「シルフさんは、エドナの様子を見てもらいたい。私たちにはあまり、呪いに関しての知識もないし、シルフさんを危険な目にあわせられない。」

すると、後ろから声が聞こえてきた。

「ちょっと待ってください、お二人とも。」

どうやら、シルフさんは起きていたみたいだった。

「シルフさん!?」

「ごめんなさい、お話は聞かせていただきました。」

「お二人が言うとおり、私は着いていかないです。だってエドナさんの様子を見る人は必要ですからね。しかし、サポートくらいはさせてください。」

「サポート?」

「はい、私達風の精霊の加護を着けさせてください。そうすれば、早く移動できますしちょっと怪我をしてもすぐに治すことができます。それで、よろしいでしょうか?」

「勿論!逆にありがたいよ」

「分かりました。それじゃあもう今日はお二人とも休んでいてください。エドナさんのことは私が見ておきますから。」

「そんなことまでしてもらうわけにはいけないよ。だって、さっきまでずっとシルフさんに調べる作業やってもらってたし、シルフさんだって疲れているでしょう?」

「それなら大丈夫です!私達精霊の体は結構便利なんです。だから、そんなに疲れていません。あ、じゃあこんなのはどうでしょうか?red wolfを討伐しおわったら、私に美味しいものを奢ってください!」

 シルフさんなりに気を使ってくれているんだろうか。さっきだってそうだ。やっぱり、これを断ってしまうのはダメだよね…

「わかった!絶対に美味しいものを奢ってあげるからね!カイトの財布から!」

「おいおい…勘弁してくれよ」

「ふふ、ごちそうになりますねカイトさん。それじゃあお二人ともおやすみなさい」

「おやすみなさい」

 ということで明日は、red wolfの討伐をすることになったのだ。シルフさんに沢山お世話になっているし美味しいものを食べさせるために頑張るぞ!