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第20話

三章 六節 一筋の希望


 「女王さま、起きてください。」

 私は、誰?……私は…エイカ、エイカ。そうだ!早く起きて解読作業しないといけないのに。

「カイト、シルフさん、ごめん!すぐに手伝うから…」

そう思って周りを見渡すと、そこは知らない景色だった。あれ?さっきまで宿にいたよね?何でこんなところにいるの?

 私の前に広がっている景色は、王様とかが普段お仕事などをしている執務室みたいなところだ。

「女王、何をいっているのですか?まだ仕事がたくさん残っているんですよ。」

 目の前にいる召し使いっぽい人が私に話しかけてきた。私は女王じゃないのに、何を勘違いしているのか。

 仕事って、この目の前に積み上がっている書類のことかな?適当に一枚とって中身を見てみる。

 うわ…結構字で埋まっている。内容読むの面倒くさいから隣の人に聞いてみよう。

「これって、一体何の書類なの?」

「はぁ…先程も説明しましたよね。この書類は、呪いの解呪方法が載っているものです。国民の中で数人が、呪いにかかっていると聞いて、わざわざ東の国の魔導師から女王様本を取り寄せていたじゃないですか。その本306ページです」

 この頁を読んで覚えれば…もしかしたらエドナは助かるかもしれない。私は、思わずに聞き返してしまった。

「本当に!?」

「本当ですとも」

 すぐにこの内容を覚えなくては…そう思い、書類に目を落として文章を読もうとした。しかし、内容を調べようとした瞬間に私の視界はぐわんと歪んだ。

 徐々に徐々に暗く沈んでいく意識。早く、早く読まないといけないのに…

 そんな思いも虚しく私の視界、聴力は奪われていく。目の前にいた、召し使いみたいな人もいつのまにかに消えていた。

 しかし、ほぼ視界が暗くなってしまった時に私の耳がある、声をとらえた。その人は、何て言っているのだろうか?

『魔導書の306ページ、そこにお主の求める答えは載っている。仲間を、救うために諦めるな。我が……』

 その声が聞こえなくなったと思ったら今度は、別の日人の声が聞こえてくる。

「エイカ…エイカ!!大丈夫か?」

 この声は、カイト…?

「なに…カイト…」

 ここで、私は始めて寝ていたことに気がついた。どうやらさっきのは夢だったらしい。

「さっきからうなされていたら心配でたたき起こした。大丈夫?」

「大丈夫だけど……あ!!そうだエドナの呪いの解呪方!どうなった?」

「まだ見つかってない…」

「大丈夫!私わかったの」

私は、はっきりした自信がないはずなのになぜか自信満々に答えた。

「わかった??なんで?」

「夢の中で出てきたから」

「…多分それ違うと思うぞ。けど、試してみる価値はあるな。エドナ、それってどういう方法?」

さっき声が教えてくれたページは…306ページだよね

「306ページに載ってる」

 そうすると、遠くで聞いていたシルフさんが見てくれた。

「わかりました、306ページ開いてみますね…」

「どう?」

「あ!あった、本当に載っています。」

 やったー!と歓声があがった。これで、エドナを助ける方法が見つかったのだ。私は、急いでその本のページを見て解呪方法を探すのであった。