第3話

507
2021/03/23 15:15
ツンツン
ころん
ころん
ん?あなたどうしたの?
あなた
あなた
『莉犬くんとは友達なの?』
ころん
ころん
うんぽく達すとぷりっていう歌……
あなた
あなた
『歌……?』
ころん
ころん
な、なんでもない!!
あなた
あなた
『お兄ちゃん私のことは気にしないで』
ころん
ころん
でもあの事故は僕のせいで……
あなた
あなた
『ううんお兄ちゃんのせいじゃない』
あなた
あなた
『誰も悪くないのこれ以上自分を責めないで』
ころん
ころん
分かった……
あなた
あなた
『ねぇ莉犬くんってどんな人なの?』
ころん
ころん
え?莉犬くん?
あなた
あなた
『はじめて耳が聞こえないってわかってて友達になってくれたから……』
ころん
ころん
そっか莉犬くんはねとっても優しくてほんとに名前についてる犬みたいなんだ
あなた
あなた
『そうなんだ……声が聞こえなくても優しいってことはわかるな……いつか声聞いてみたいな……』
ころん
ころん
今度みんなで遊びに行こうよ!
あなた
あなた
『みんなで?行きたい!』
ころん
ころん
じゃあなーくんとかにも聞いとくね
あなた
あなた
『うん!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日曜日
あなた
あなた
『みんな!!』
ジェル
ジェル
あなたー!!(ノ´ω`)ノヒョイ
あなた
あなた
『ジェルくん!!降ろして!!///』
ななもり
ななもり
ジェルくん?(圧
ジェル
ジェル
す、すみません
あなた
あなた
『ふふww』
ころん
ころん
あれ?あなた笑ってるの?
あなた
あなた
『耳が聞こえなくても会話が自然と想像できちゃって』
さとみ
さとみ
なんだよそれwww
あなた
あなた
『いいじゃん!!』
ころん
ころん
莉犬くん遅いなー
るぅと
るぅと
ちょっと連絡してみますね!
莉犬
莉犬
ごめん!!お待たせ!!
さとみ
さとみ
遅いぞ莉犬
ジェル
ジェル
何しとったんや
莉犬
莉犬
う、ごめん……
ななもり
ななもり
まぁまぁみんな揃ったし行こっか
あなた
あなた
『なーくんどこ行くの?』
ななもり
ななもり
えっと……秘密だよ
あなた
あなた
『え〜!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ななもり
ななもり
ついたよー!!
あなた
あなた
『ここって遊園地!?』
あなた
あなた
『久しぶりだなー最後に来たのは確か小3の聴覚障害になる前だっけ』
ジェル
ジェル
ウッ
ななもり
ななもり
ウッ
さとみ
さとみ
ウッ
ころん
ころん
ウッ
あなた
あなた
『み、みんなそんなに気まずい空気にならないで!!』
あなた
あなた
『今日はいっぱい楽しもうよ!!』
莉犬
莉犬
な、なんて言ってるんだろ
るぅと
るぅと
僕達は手話が分かりませんからね
ジェル
ジェル
そうやな!!久しぶりに遊ぶんやからいっぱい楽しもうで!
ななもり
ななもり
うん
さとみ
さとみ
そうだな
ころん
ころん
どこ行く?
あなた
あなた
『お兄ちゃん!!メリーゴーランド乗りたい!!』
莉犬
莉犬
ころちゃんなんて言ってるの?
ころん
ころん
メリーゴーランド乗りたいって言ってる
莉犬
莉犬
そうなんだあなたちゃん一緒に乗ろ!!
あなた
あなた
『???』
莉犬
莉犬
あ!!えっと……
カキカキ……
莉犬
莉犬
一緒にメリーゴーランド乗ろ!!
あなた
あなた
(*'▽’)(* ,  ,))こくん
莉犬
莉犬
じゃあ行こ!!
あなたの手をとる
あなた
あなた
『……!!///』
ななもり
ななもり
ねぇあなたってもしかして
ころん
ころん
自覚してないみたいだけどそうみたいだね
ジェル
ジェル
え?え?あなたがどうしたん?
るぅと
るぅと
ジェルくんは黙っててください
ジェル
ジェル
え?なんで……?
さとみ
さとみ
www

プリ小説オーディオドラマ