第7話

教えて、
3,679
2019/04/01 05:24
ななもり。
ななもり。
みんな、
あなたのことなんだけど、
知ってる事全部ここで、
教えて、全部。
さとみ
さとみ
俺さ、あなたが寝てる時、長袖たったから気になって見たの、
そしたら、腕がアザだらけでさ、
るぅと
るぅと
酷い、
僕は、朝、教室入った時にクラスの女子があなたちゃんの、悪口言ってたのを聞きました、
莉犬
莉犬
……
ころん
ころん
学校の噂で、俺らの学年の女子に屋上に連れて行かれたら、いじめしてるらしいよっていってた。
それで俺、
走って屋上、いっ、て、
そ、そしたら、あなたが、寝転が、ったまま、
たてなくて、、みんなで、保健室に、い、った、
俺、着いてけば良かったのに、
なんで、(涙目)
莉犬
莉犬
ころちゃん……
ジェル
ジェル
あなたは、親から虐待を受けてたらしい、
それといじめのせいで、自律神経失調症
だって言ってた。
その頃あなたは、
↓↓↓
You
You
起きちゃった……
喉乾いたから、お水飲んでこよう。。
水を飲みに階段を降りた私。ドアをあけようと、ドアノブに手をかけた私、
すると、
ななもり。
ななもり。
このままで居たらあなたが、危ないし、
いつどこで何が起こるか分からない、
なん、で、
なんで私のこと話してるの、
話し合いって、その、事だったん、だ、
あぁ、つくづく心配かけてるなぁ

そんな私を情けなく思えた。

人影でバレたのか、
ジェル
ジェル
ん、あなた、?
あなた?
いるのか?
だんだんとこっちに近ずいて来る、、、大きな影、

逃げなきゃ行けないのに足が接着剤で足が固まってるみたいに動かない、

みんなに心配させて、
迷惑かけて、、
自分勝手だ、

そんな私はいちゃダメだ。

ガチャ
You
You
あ、っ!
ななもり。
ななもり。
あなた、
莉犬
莉犬
いた、の
ころん
ころん
……
さとみ
さとみ
聞いて、た?
るぅと
るぅと
……どうしたんですか?
You
You
、っ。ごめんなさい。ごめんなさい。
私っ、勝手に心配させて、、
迷惑かけて、
ごめんなさい。
みんな辛くさせてごめんなさいっ!
何故か私の足は玄関へ向かい靴を履いてドアを開けて、
走っていた。
ジェル
ジェル
おい!
ななもり。
ななもり。
あなた!?
涙が、走っている風につられて、飛んでいる、

私の足は止まらない、






どこに着いたかって?



なんの名前かも知らない川の橋の上だよ、



何をするか?


聞かなくてもわかるでしょ、











私が死んで誰も悲しまない。
私がいるから

みんなは話し合いなんかしてたんだ、

私がいなかったら

今頃、
みんなは、

笑いあってた
はず、

いなくなれば、

みんなを辛くさせない。


どこかでそう思っていた。
You
You
ふぅ、うぅ、
もう無理、

みんなたすけてくれてありがと。

そう言って私は川へ引きずり込まれるように
塀に登った。



すると。


ドンッ!


何かに邪魔された、
せっかく

楽になれると思ったのに

みんなに心配かけたくなかったのに。
私を邪魔しないで、


助けないで、もう生きる意味が分からないよ、

十分頑張った。

もう我慢しなくていいと思ったのに、

だ、れ?

顔を見ようとしたけど、涙が邪魔で見えない


ギュッ


強く抱きしめられる感覚
ジェル
ジェル
何しようとしてたん。
そんな事したらあかんで、
みんな心配してるから、
帰るで。
(お姫様抱っこ)
今私は声を出せない。

なんでだろう。
You
You
…………
そうして、
ジェルくんに連れられて
家まで帰りました

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