あなた「タオル準備できましたぁ〜♡」
配っているうちに五色と目があったので渡しに行く
あなた「工くんもぉ♡どぉぞぉ♡」
五色「ありがとう、、あの、さ…」
あなた「うん?♡どうしたのぉ♡」
五色「羽栗さんって、本当はそんなんじゃないんでしょ?」
うん?
うん?
バレるの早すぎてワロタなんだが?
あなた「どういう事ぉ♡?」
五色「いや、タオル準備してる時に言ってた独り言聞いちゃったんだけど…」
あなた「あー」
もういいや!うん!
だってもう!バレてるからね!
うん!
うん!←
あなた「あーーうん、本当はぶりっ子じゃないっス、ね」
五色「口調の差」
あなた「てか!何で分かったの!?意味分かんないよ!?牛島先輩にもバレるし!?」
五色「えっ牛島さんも!?一番最初に気づいたと思ったのにッッ!」
あなた「うぉ意外…大人しめキャラだと思っててたわ」
五色「いや、羽栗さんがあまりにもぶりっ子だったから懐かれないようにしようと思って」
あなた「えー泣いちゃう、あ、あと私の事あなたでいいっスよ!なんで工って呼ばせて頂きますけど」
五色「あ、うん分かった!」
あなた「あとくれぐれも言うなよ?他の先輩とか学校の友達とかにっ」
五色「頑張る!」
あなた「いや言うなよ」
五色「……あなたの素顔見てみたい!」
あなた「話題を変えるな…いいけども今は無理だよ?」
五色「うんじゃぁ今度の休み遊ぼう」
あなた「よっしゃバレーしよう←」
五色「いいけど出来るの?」
あなた「出来る出来るめっちゃ出来るとも」
よっしゃぁぁぁぁ!
久々のバレーじゃぁぁぁぁぁ!
〜休日(遊ぶ日)〜
今日の格好はッ
デデンッッ
膝上の短パンにパーカーです!
もう部屋着←
よっしゃ行こう
・
・
・
五色「あ、あなた!」
あなた「つとむん〜」
あ、思いっきり工も部屋着だわ
運動します⭐︎って感じするわ
五色「へぇ!あなたってこんな素顔なのか〜結構クールだし、可愛いな」
あなた「フッだろ…?」
五色「…ごめんちょっと引いた」
あなた「ぴえん←」
五色「……どこでバレーする?」
話を逸らされたのはあえて触れないでおこう
うん
あなた「フッフそれならね烏野高校の近くにある烏野市民体育館でっっ!」
五色「あなた烏野から来たのか…」
あなた「うん、とにかく行こう」
・
・ チャリン チャリン
・
あなた「着いたッッ!」
五色「おぉ!市民体育館なだけあって結構広いんだな」
あなた「よく烏野バレー部居るけどまぁいいでしょ?」
五色「まぁ面識ないし」
※春高予選前
ガラガラ
この体育館の扉は木材が軋む音がする
結構古い感じなのがまた気に入っている理由の一つだ
開けると何とも言えない古くさい木材の匂いが広がる
あなた「結構久しぶりだな〜」
五色「広いしいい感じだね」
あなた「てか今気づきました、二人で何やる…?」
五色「……パス、とか?」
あなた「マージカッッ」
こんな時、烏野バレー部がいてくれたらッッ
??「アッッ」
??「どうした?」
??「あの人あなただっ!」
??「はぁ〜( なまえ)がこんなとこにいる訳ないじゃん」
??「よく見ろよ!あの目立つ髪色はあなただろ!?」
??「はいはいどれ…ッッ!いやあなたじゃん」
んさっきから私の名前を連呼してる人がいるような…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。