第48話

STORY 48
1,359
2020/01/31 17:02
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
おはようございます!
雪緋は一人で登校してきた
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
おはよう!!
蛙吹梅雨 アスイツユ
蛙吹梅雨 アスイツユ
ケロ
一人で登校なんて珍しいわね
事務所から直接来たのかしら?
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
まあーそんなところです
歯切りのない返事でその場をあとにする
蛙吹梅雨 アスイツユ
蛙吹梅雨 アスイツユ
あら、轟ちゃんおはようケロ
雪緋ちゃん先に来てるわよ
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
あぁ
焦凍は雪緋の隣を通るが、顔を見るだけで何も話しかけない
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
フン
雪緋は雪緋でそっぽを向く
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
どうしたのかな?
お昼ご飯
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
雪緋昼ご飯…
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
響香ご飯行きましょ!
席を立ち上がり響香に声をかけ一人先に廊下に出ていく
耳郎響香 ジロウキョウカ
耳郎響香 ジロウキョウカ
い、いいけど
轟が誘ってるよ?
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
いいんです
その様子を見ていた女子チーム
芦戸三奈 アシドミナ
芦戸三奈 アシドミナ
なんか今日の雪緋おかしいよね?
八百万百 ヤオロズモモ
八百万百 ヤオロズモモ
そうですね
実はわたくし今朝方お二人を見たのですが、雪緋さんが突然走り出して学校にはいって行かれたのをお見かけして
葉隠透 ハガクレトオル
葉隠透 ハガクレトオル
さっきの授業も問題を解いた轟がユッキーが落としたペンを拾ったのにユッキーお礼も言わず目を合わさないように必死だったよね
蛙吹梅雨 アスイツユ
蛙吹梅雨 アスイツユ
ケロ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
もしかしてだけど、あの二人…
「「喧嘩中??」」
耳郎響香 ジロウキョウカ
耳郎響香 ジロウキョウカ
ねぇーさっきから様子がおかしいから直球に聞くけど、あんたら喧嘩してんの?
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
ケホケホな、なんですか急に
食べていた途中でむせる
耳郎響香 ジロウキョウカ
耳郎響香 ジロウキョウカ
いやーなんか見ててこっちが気になっちゃって
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
そんなことないですよ
耳郎響香 ジロウキョウカ
耳郎響香 ジロウキョウカ
みんな気づいてると思うよ
珍しいね喧嘩なんて
何が粒で喧嘩になった…雪緋?
コクンコクンと首が揺れ目をつぶっている雪緋
耳郎響香 ジロウキョウカ
耳郎響香 ジロウキョウカ
どうしたのさぁ雪緋
カクンと強く落ちそのはずみで起きる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
ハッ!え、どうしましたか
耳郎響香 ジロウキョウカ
耳郎響香 ジロウキョウカ
あんた今寝てたでしょ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
寝てないですよ
早く食べないと冷めちゃいますよ
手を動かし口に運んでいく
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
轟くんどうしたの?
元気ないように見えるけど
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
べつに
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
そ、そうならいいけど
遠くで観察している
皆気にしているようだ
上鳴電気 カミナリデンキ
上鳴電気 カミナリデンキ
緑谷しっかりしろよボソ
切島鋭児郎 キリシマエイジロウ
切島鋭児郎 キリシマエイジロウ
気に何だろうがー!!ボソ
休み時間
八百万百 ヤオロズモモ
八百万百 ヤオロズモモ
次の時間移動時間ですわよ
急ぎませんと
階段を駆け上る
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【ファ~少しボート…】
芦戸三奈 アシドミナ
芦戸三奈 アシドミナ
雪緋!
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
危ない!!
皆の叫び声がようやく聞こえ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
え?
雪緋はようやく気づいた
自分が脚を踏み外し今にも階段から落ちそうなことに
両手で次の授業の持ち物を持ち受け身を止める状態ではない
反射的に目を瞑る
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
気おつけろよ
たまたまいた焦凍が雪緋を支えてなんとか無事
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
えっ。焦凍…
飯田天哉 イイダテンヤ
飯田天哉 イイダテンヤ
雪緋くん無事か!!
尾白猿夫 オシロマシロ
尾白猿夫 オシロマシロ
大丈夫かっ!?
皆で心配して駆けつける
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
ありがとうござ…次の時間に遅れそうなので急ぎますから
雪緋は慌てて階段からを駆け上がる
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
良かったね雪緋ちゃん無事で
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
あいつが階段踏み外すなんてな
峰田実 ミネタミノル
峰田実 ミネタミノル
折角轟が急いで助けに行ったのに礼も無しかよ
お礼を言わなかった事に今になって後悔している
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【あ~何で言わないかな~
あのまま落ちていれば下手したら命を失ってたのかもしれないのに…そこだけはちゃんと言わないと】
手で顔を覆い、赤い顔を隠す
帰り道
一応帰りは並んで歩く二人

その様子をクラスの一部は後を追い見ている
葉隠透 ハガクレトオル
葉隠透 ハガクレトオル
あ~もぉ何に怒ってるんだろ!
切島鋭児郎 キリシマエイジロウ
切島鋭児郎 キリシマエイジロウ
二人って喧嘩するんだな
ホント意外だわ
瀬呂範太 セロハンタ
瀬呂範太 セロハンタ
どちらかというと姉の方が一方的に怒ってるよな
峰田実 ミネタミノル
峰田実 ミネタミノル
誰か喧嘩の理由聞いてこいよ!
誰が聞くかをもめ始める
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
けど、ほんとに何が理由でこうなっちゃったんだろ
飯田天哉 イイダテンヤ
飯田天哉 イイダテンヤ
おや?雪緋くんに子供が寄ってきたぞ
小学生の兄妹が雪緋たちに近寄る
男の子「お姉ちゃん!お父さん今日仕事が片付いて帰ってくることになったんだ」
女の子「お姉ちゃん毎日夜に遊んでくれてありがとう!」
しゃがみこむ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
私はただお二人に遊んでもらっていただけですよ
二人がわがまま言わずに待っていたからお父さんも早く帰れたんですよ
女の子「あのね!これ!お姉ちゃんにプレゼント!」
女の子は折り紙でおった花を渡す
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
上手に出来るようになりましたね
とても嬉しいですありがとうございます!
男の子「ほら!お父さん帰ってくるから早く帰ろう!」
女の子「お姉ちゃんまたねー!」
二人は笑顔で帰っていった
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
いつも朝帰りなのはそおいうことか
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
あの子達母親を早くになくして父親が遠出にでて仕事をしているみたいなんです。
もぉ、二週間ほど
だから夜はあの女の子が寂しがって泣いていて。いつもあの子達が寝付ついて起きるまで側にいてあげていたんです。
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
寝てる間はいつ起きてもいいように、仕事の書類を片付けていて
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
それで寝てなかったのか
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
はい…
焦凍今のうちに言いたいことがあるんです
昼間の階段での事故助けてくださりありがとうございまし…
意識を失くして崩れ落ちそうなところを焦凍がカバー
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
轟くん!大丈夫!!?
見物人が飛び出してくる
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
お前ら居たのか
芦戸三奈 アシドミナ
芦戸三奈 アシドミナ
ちょっとちょっと雪緋どうしちゃったの!?
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
睡眠不足で倒れただけだ
耳郎響香 ジロウキョウカ
耳郎響香 ジロウキョウカ
睡眠不足!?
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
二週間ほど寝てなかったんだ
上鳴電気 カミナリデンキ
上鳴電気 カミナリデンキ
嘘だろ!?俺なら一日も持たない
切島鋭児郎 キリシマエイジロウ
切島鋭児郎 キリシマエイジロウ
お前も気づいてるんだったら止めてやれよ!
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
止めた
だから、喧嘩になった
峰田実 ミネタミノル
峰田実 ミネタミノル
もしかして今回の喧嘩の理由ってそれか!!
瀬呂範太 セロハンタ
瀬呂範太 セロハンタ
そんな優しい理由からかよーー
雪緋は家に連れ帰られベットで朝までぐっすり眠り続けた

こうして、プチ喧嘩は終わりを告げた

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