誰もいない客席で手をにぎり祈る
試合が始まる
前半戦は、緑谷がおされていてすでに腕、指を何本も痛めている
二人はなにやら話しているが、それは雪緋やその他の者には聞こえない
氷結が緑谷に迫る
たまらずフェンスに乗り出すように叫ぶ
その声が届いたのか、届いていないのかはわからないが直後に…
焦凍の氷結が破壊される
それと同時に焦凍が吹き飛ばされていく
当然だ
彼は何も触れず破壊し吹き飛ばしているのだ
なんとか、氷を使い線からはみ出さなかったがギリギリだった
緑谷は痛めた指でまた個性を使ったのだ
体制を立て直す焦凍
拳握る
目をそらし雪緋を探す
まっしぐらに緑谷に向かって走っていく
突っ込んだ瞬間緑谷が焦凍の腹元に突っ込む
焦凍のお腹に一発ぶち込む
後ろに吹っ飛ぶ
その際、左手を凍らす
「「おーー!」」
歓声がわく
なんとか立ち上がりまた氷結を作る
緑谷との幅を縮め攻撃する
緑谷の顔が引きつる
無線機を使い話す
放送席
焦凍は、まともに受けるが氷をつくり少しは保つ
焦凍の頭の中で母さんの声が響く
その声に気を取られているうちに緑谷がまだ攻撃する
すると、焦凍は昔の記憶を思い出す
昔の昔の幼い頃の記憶を
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。