第11話

STORY 11
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2019/01/05 15:00
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
緑谷頼みます
誰もいない客席で手をにぎり祈る
試合が始まる
前半戦は、緑谷がおされていてすでに腕、指を何本も痛めている
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
焦凍…この戦いでもまだ炎を…
二人はなにやら話しているが、それは雪緋やその他の者には聞こえない
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
その腕じゃ、もぉ戦えないだろ
…終わりだ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【ここまでですか…】
氷結が緑谷に迫る
たまらずフェンスに乗り出すように叫ぶ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
緑谷ー!私は、あなたを信じますー!
その声が届いたのか、届いていないのかはわからないが直後に…
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
どこ見てんだ
焦凍の氷結が破壊される
それと同時に焦凍が吹き飛ばされていく
オールマイト
オールマイト
んつ!
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
ん!?
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
ん!!
当然だ
彼は何も触れず破壊し吹き飛ばしているのだ
なんとか、氷を使い線からはみ出さなかったがギリギリだった
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
てめぇ…壊れた指で
緑谷は痛めた指でまた個性を使ったのだ
体制を立て直す焦凍
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
震えてるよ…轟くん
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
個性だって身体機能一つだ
冷気に耐えられる限度があるんだろ
それって、左側のねつを使えば解決できるんことじやないのかい
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
グゥッ
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
みんな本気でやってる
目標に近づくために
一番になるために
半分の力で勝つ?
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
僕は君に傷一つつけられていないぞ…
全力でかかってこい!!
拳握る
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
緑谷なんのつもりだ
全力?クソ親父に金でも握らされたか
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
君のお姉さん。雪緋ちゃんから頼まれたんだ
きみを自由にしてやってくれと
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
雪緋が?
目をそらし雪緋を探す
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【焦凍…】
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
チッあいつ余計なことを!
まっしぐらに緑谷に向かって走っていく
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
【動きが…】
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
【鈍い!体に霜が降りてからだ。俺のと違ってゲームのとMPみたいなものか。あの…醤油顔の時…あれが最大限!】
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
はぁ…お前には対応できない!
突っ込んだ瞬間緑谷が焦凍の腹元に突っ込む
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
【こいつ、右足が上がった瞬間!】
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
【イメージ…電子レンジ。爆発しないしないしない!】
焦凍のお腹に一発ぶち込む
後ろに吹っ飛ぶ
その際、左手を凍らす
プレゼント・マイク
プレゼント・マイク
生々しいの入ったー!!
「「おーー!」」
歓声がわく
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
ゴホッゴホッ…【なんで…】
なんとか立ち上がりまた氷結を作る
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
【攻撃が弱まってる】
緑谷との幅を縮め攻撃する
緑谷の顔が引きつる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【ちょっと緑谷!?】
セメント
セメント
ミッドナイトとめますか?
無線機を使い話す
セメント
セメント
緑谷くんどうせリカバリーガールに直してもらえるからと思って無茶をして今はアドレナリン前回で痛みはそれほど感じてないかもしれませんが、一回では直せないですよ
放送席
相澤消太 アイザワショウタ
相澤消太 アイザワショウタ
【威力はついてきている
無茶苦茶やっているわけでもない。痛みに飛び込むのも相応の覚悟がいる。
何があいつをあれだけつき動かしている】
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
【オールマイトに近づく!】スマーシュッ!
焦凍は、まともに受けるが氷をつくり少しは保つ
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
なぜそこまで…
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
なりたいんだ…笑っているかっこいいヒーローになりたいんだー!!
轟冷
轟冷
"焦凍…"
焦凍の頭の中で母さんの声が響く
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
クッ
その声に気を取られているうちに緑谷がまだ攻撃する
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
だから、みんな全力でやってるんだ!!
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
君の境遇も決心も僕に計り知れるもんじゃない
でもなんで全力も出さないで一番になって完全否定だなんてふざけるなって今は思ってる
すると、焦凍は昔の記憶を思い出す

昔の昔の幼い頃の記憶を

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