アイアイランドの事件から数日たったある日の事
雪緋は、街なかを歩いていた
女の子の視線を集め歩いていた
そう思いながら歩いていると、男性と肩をぶつけてしまった
焦凍は雪緋の格好を見るなり驚く
雪緋は、慌てて焦凍の口に手を当て、手を引っ張り路地裏に連れ込む
雪緋の格好はいつもおろしている髪を高い位置で一つにくくり、服装は中にシャツを着て上からカーディガンを羽織りダメージジーンズをする履いて見るからに男ぽい格好だった
焦凍は携帯を取り出し写真を撮る
頬を膨らませ、恥ずかしさと怒りを混ぜる
風椿の声が聞こえてくる
表に顔を出し声を出す
まさかの口調に驚く焦凍
雪緋は迷っていたが、同行に承知する
路地裏を出て大通りを歩く
女の子A「あ、あの!」
歩いていると雪緋は
二人の女の子の内の一人に呼びかけられる
女の子A「その…一緒にお茶でもどうですか!さっきからあなたのことが気になって…その…」
顔を真っ赤にしながら話す女の子
女の子は、焦凍と風椿の方を見る
女の子B「いや…私タイプ!」
次は、女の子の友達らしき子が焦凍を見て言う
女の子B「あなたも行きませんか!お友達が居るのはわかってますが、みんなで行きましょ!」
焦凍と女の子のあいだを割るように雪緋は手を伸ばし阻止する
顔は笑って言っていたが、目が笑っていない雪緋
女の子A「やばい!ブラコンポイけど!」
女の子B「そこがもう!」
女の子A・B「かっこいい!!!」
女の子たちの黄色い歓声を受けながらその場を離れていく
機嫌が悪くなり、一人でスタスタと歩く
三人は今回の目的ち、バーに着く
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。