第34話

STORY 34
1,800
2019/03/09 10:20
アイアイランドの事件から数日たったある日の事
雪緋は、街なかを歩いていた

女の子の視線を集め歩いていた
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【これ、慣れないな〜】
そう思いながら歩いていると、男性と肩をぶつけてしまった
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
すまない!大丈夫か?
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
こちらこそすいません…!?
焦凍は雪緋の格好を見るなり驚く
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
焦凍!
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
雪‥!
雪緋は、慌てて焦凍の口に手を当て、手を引っ張り路地裏に連れ込む
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
はぁはぁ…すいません。急に…
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
いや
それよりなんだ
その格好
雪緋の格好はいつもおろしている髪を高い位置で一つにくくり、服装は中にシャツを着て上からカーディガンを羽織りダメージジーンズをする履いて見るからに男ぽい格好だった
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
今、男性限定のバーに潜入してやばい薬の入手をたどるといる仕事を警察からの依頼でやっているんです
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
それでその男装ってわけか
焦凍は携帯を取り出し写真を撮る
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
ちょっと!焦凍!
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
記念だ
これから二度と見れないかもしれないからな
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
もぉ〜
頬を膨らませ、恥ずかしさと怒りを混ぜる
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
轟どこだー!
風椿の声が聞こえてくる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
いけない!!椿をおいてきちゃいました!
表に顔を出し声を出す
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
空風こっちだ!
まさかの口調に驚く焦凍
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
探したぞ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
悪いな。
ちょっと
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
雪緋、その口調‥
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
なんだショウいたのか
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
今、男の人になりきっているので口調も変えてるんです!
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
慣れないな。
お前がそういう風に話すのは
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
自分自身が慣れてませんから
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
姉弟仲良くもいいが、早く任務に戻るぞ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
そ、そうですね
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
待て
俺も着いていく
本物の男と一緒に入れば、雰囲気出るだろ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
でも…
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
今回はそこまで危険でもないと思うからいいジャン
雪緋は迷っていたが、同行に承知する
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
では、私の言動がおかしければ咳払いよろしくお願いします!
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
わかった
路地裏を出て大通りを歩く
女の子A「あ、あの!」

歩いていると雪緋は
二人の女の子の内の一人に呼びかけられる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
なんだい?
女の子A「その…一緒にお茶でもどうですか!さっきからあなたのことが気になって…その…」


顔を真っ赤にしながら話す女の子
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
ありがたいお誘いだが、連れが居るので
女の子は、焦凍と風椿の方を見る
女の子B「いや…私タイプ!」

次は、女の子の友達らしき子が焦凍を見て言う
女の子B「あなたも行きませんか!お友達が居るのはわかってますが、みんなで行きましょ!」

轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
失礼
焦凍と女の子のあいだを割るように雪緋は手を伸ばし阻止する
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
そちらの彼は、僕の弟でね
悪いが君たち他をあたってくれるかい
顔は笑って言っていたが、目が笑っていない雪緋

女の子A「やばい!ブラコンポイけど!」
女の子B「そこがもう!」
女の子A・B「かっこいい!!!」

女の子たちの黄色い歓声を受けながらその場を離れていく
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
焦凍の手伝いの一つは、まずは女性に目をつけられないこと
機嫌が悪くなり、一人でスタスタと歩く
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
これは、あれだな
嫉妬だな
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
シスコンすぎたろ
三人は今回の目的ち、バーに着く

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