中継では、ボロボロになりながらも必死に闘っている姿が映し出され何がなんでも諦めない
これぞ、No.1に相応しい姿
もっと、かっこいい父の姿をもっと早く見たかった…そしたら、今頃少しは変わっていたのかもしれないと後悔する
涙が流れ落ちる
焦凍は先程の男の子の言葉が頭をよぎり
エンデヴァーは力を振り絞り、高く高くハイエンドを連れ空へと上っていく
そこで最大質力の炎を出し切り、そのまま力尽きたエンデヴァーが地面へと落下
そこからは爆風が街全体に広がり、中継が乱れる
次に、中継がエンデヴァーを映し出したのは立って右手をあげている姿だった
二人は、その姿を見て安堵しヘナヘナとしゃがみこむ。雪緋はそのまま地面に座り込む
みんな心配して集まってくる
二人とも冷や汗が流れ落ちる
雪緋は涙を目にためながら話し出す
それを言い終え、雪緋は全身の力が抜けたように後ろに倒れ込むが、相澤がそれを支えた
その時玄関のドアが開く
それは風椿だった
後ろから風鞠花も現れ
手を差し出され立ち上がる
雄英で使うものと仕事で使うものは分けている
携帯を差し出され話しながら歩く
雪緋は振り返り
扉を閉め出ていく
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!