雪緋が小さな箱に閉じ込められて静かな時間を一番に壊したのは焦凍だった
焦凍は走り出し、男に殴りかかる
倒れた男の上に乗り、胸ぐらを掴み聞き出す
男「あれは、俺の個性でね。一つの箱の中に人を閉じ込められるんだ。俺達の店を潰してくれたのはあの女だからな。閉じ込めてやった。あの中は、暗くって隙間が無いから、少しずつ息が出来なくなって最後は窒息死で終わりだ。」
拳で思いっきり男の子ほおを殴る
焦凍は、舌打ちし手を離す
風鞠花は箱を手に取り、気おつけて持ってくる
その頃、雪緋は箱の中でもがいていた。
箱の中の声は外にいる人には聞こえない
風椿も男を掴みあげる
男「はっ。俺が答えるはずないだろ」
風の個性を手に纏、男に少しずつ近づける
苛立ちがどんどんと膨らみ男を地面に叩きつけるように手を離す
風鞠花は車を手配し、雄英へと向かう
すぐに相澤を連れて来た
相澤と風鞠花が車から降りてきて駆けつける
車の中に閉じ込めておき、見張っていた
相澤はすぐに個性を使い相手の個性を解除する
個性が解除されたことにより、中から雪緋が出てくる
息苦しいそうに首元を抑えているが、何とか無事なようだ
安否を確認し安心する者たち
優しく背中を擦ってあげる相澤
どこかまだ不安定な状態が続き、その異変に気づき風椿は優しく目線を合し話す
焦凍にまかせその場を風鞠花と去ろうとすると
風椿の服の裾を掴む
意外な発言に驚く一同
轟家に着き、玄関先までは相澤も着いてきてくれてた
そお言って、相澤は帰って行った
部屋に戻ると雪緋は布団に入り、眠っていた
風鞠花は立ち上がり窓を閉めに行く
心配そうに雪緋を見る、焦凍
キッチンへと向かい準備する姉妹二人
戦力外通告を出され、裏方へと回され不満顔でお皿を並べる焦凍であった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!