第36話

STORY 36
1,863
2019/04/02 15:17
雪緋が小さな箱に閉じ込められて静かな時間を一番に壊したのは焦凍だった

焦凍は走り出し、男に殴りかかる
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
何をした!!
倒れた男の上に乗り、胸ぐらを掴み聞き出す
男「あれは、俺の個性でね。一つの箱の中に人を閉じ込められるんだ。俺達の店を潰してくれたのはあの女だからな。閉じ込めてやった。あの中は、暗くって隙間が無いから、少しずつ息が出来なくなって最後は窒息死で終わりだ。」
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
貴様!!!
拳で思いっきり男の子ほおを殴る
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
ショウ!やめろ!その男からこの個性の解除を聞き出さなければならない
焦凍は、舌打ちし手を離す


風鞠花は箱を手に取り、気おつけて持ってくる
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
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早くしないとユッキーが…
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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待ってろ!雪!すぐに出してやる!
その頃、雪緋は箱の中でもがいていた。
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【なにこれ…暗いし…呼吸が…。誰か…助け…】
箱の中の声は外にいる人には聞こえない
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
絶対お前を助ける!
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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おい!どうすれば解除できる
風椿も男を掴みあげる
男「はっ。俺が答えるはずないだろ」
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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今、うちは機嫌が悪いんだよ
早いうちに口を割らないと、お前の命の保証はない
風の個性を手に纏、男に少しずつ近づける
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
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姉ちゃん!それはダメ!この男を殺したところで、ユッキーを喜ばないし、何より男が死ねば個性が解除される保証はないよ!
苛立ちがどんどんと膨らみ男を地面に叩きつけるように手を離す
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
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らしくないよ!いつもは、慎重な姉ちゃんが!動揺するのはわかるけど、まずは冷静に
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
何か手があれば…はっ!相澤先生!
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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イレイザーヘッドなら解除できるかもしれない!鞠花!
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
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うん!
風鞠花は車を手配し、雄英へと向かう

すぐに相澤を連れて来た
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
相澤先生!
相澤消太 アイザワショウタ
相澤消太 アイザワショウタ
車の中で大体の事情は聞いた
それが、例の轟が閉じ込められた箱か
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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イレイザーヘッドどうにかできるか?
相澤と風鞠花が車から降りてきて駆けつける
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
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おまたせ!
相澤消太 アイザワショウタ
相澤消太 アイザワショウタ
何とかなるだろうな
おい。犯人は
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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こっちだ
車の中に閉じ込めておき、見張っていた
相澤はすぐに個性を使い相手の個性を解除する
個性が解除されたことにより、中から雪緋が出てくる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
ゲホッゲホッ!
息苦しいそうに首元を抑えているが、何とか無事なようだ
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
大丈夫か!?
相澤消太 アイザワショウタ
相澤消太 アイザワショウタ
出られたようだな
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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イレイザーヘッド助かったよ
ありがとう
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
良かった〜
一生あの中に閉じ込められているのかと思った
安否を確認し安心する者たち
相澤消太 アイザワショウタ
相澤消太 アイザワショウタ
一様病院言っとけよ
何かあった時が大変だからな
優しく背中を擦ってあげる相澤
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
い…いえ。
何とか大丈夫ですので…
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
ユッキー無理しちゃだめだよ!
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
大丈夫ですよ…大丈夫
どこかまだ不安定な状態が続き、その異変に気づき風椿は優しく目線を合し話す
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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後は、こっちで何とかするから雪緋とショウは先に帰るジャン
焦凍にまかせその場を風鞠花と去ろうとすると
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
待って…ください!
風椿の服の裾を掴む
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
今日…家に焦凍と二人っきりなんです
あの…着いてきてくれませんか…
意外な発言に驚く一同
轟家に着き、玄関先までは相澤も着いてきてくれてた
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
先生。今日はこんな時間までありがとうございました
相澤消太 アイザワショウタ
相澤消太 アイザワショウタ
オレの生徒が危険な目に合わされてんだから気にしてねぇよ。
あいつ、今不安定な状態だから、大勢と一緒にいる方が落ち着くからあんな事言ったんだろうな
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
あいつでも怖いものはあるんだなって少しホッとした
今まで何にもビビらずやってきたから、子供なのにこれいいのかと悩んでいたんだ
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
ありがとう
気にかけてけれて
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
それも、部下の役目だ
相澤消太 アイザワショウタ
相澤消太 アイザワショウタ
じゃあ、俺は帰る
何かあればすぐに連絡してこい
いつでも出れる準備はしておくから

そお言って、相澤は帰って行った

部屋に戻ると雪緋は布団に入り、眠っていた
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
ユッキー寝ちゃった
布団に入っても中々寝られなかったんだよ

轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
悪いな面倒みてもらって
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
そんなのいいよ!
風鞠花は立ち上がり窓を閉めに行く
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
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窓開けてたのか?
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
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うん
ユッキーが開けといてって言うから
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
暑かったのか
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
箱の中に閉じ込められたことを思い出すんだと思う
だから、少しでも明るく寝たかったんだと思う
心配そうに雪緋を見る、焦凍
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
そうだ
お前ら今夜は遅いから泊まっていけよ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
そうだね!
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
お言葉に甘えて泊まらせてもらうか
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
ご飯食べるか
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
いいねー!
僕頑張ってくるよ!
ユッキーにも言ったんだけど食欲無いって言って、寝ちゃったんだ
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
こいつが、食事断るなんて
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
ほら、お前ら先に腹ごしらえしとくぞ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
空風風鞠花 ソラカゼカゼマリカ
キッチン借りるよ!
キッチンへと向かい準備する姉妹二人
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
俺も手伝う
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
空風風椿 ソラカゼカゼツバキ
ショウはお皿並べといてくれ
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
戦力外通告を出され、裏方へと回され不満顔でお皿を並べる焦凍であった

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