第9話

STORY 9
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2018/10/31 15:38
時が流れ、体育祭当日。
エンデヴァー・轟炎司エンジ
エンデヴァー・轟炎司エンジ
焦凍、雪緋。
今日は俺も見に行く俺に恥をかかすなよ
何も言わず家を出る焦凍
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
あなたは、それしか言えないのですか
普通はまず頑張れと言うものです
父親ならですが
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
姉さん行ってきます
奥から出て、見送りに来てくれた
轟冬美
轟冬美
行ってらっしゃい。
体育祭頑張ってね。怪我だけはないように
焦凍にも伝えて
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
はい!
私も家を出る。
あの人見に来るのか…
お母さんにも見せたかったな…
学校に着く
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
おはよう!雪緋ちゃん
蛙吹梅雨 アスイツユ
蛙吹梅雨 アスイツユ
おはようなの
お茶子、梅雨がやってくる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
おはようございます!
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
体育祭頑張ろうね!
蛙吹梅雨 アスイツユ
蛙吹梅雨 アスイツユ
それより雪ちゃん大丈夫なの?
雄英の体育祭は観客がいるからバレたら大変なんじゃない?
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
それは大丈夫です
私はヒーローをとやるときは、いつもと違う格好してるからバレることがないんです
プロたちとは関わりがあるので素顔をしっているひとがほとんどてすが
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
それなら安心やね
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
プロが見ているので、二人とも頑張ってくださいね!
麗日お茶子 ウララカオチャコ
麗日お茶子 ウララカオチャコ
うん!
蛙吹梅雨 アスイツユ
蛙吹梅雨 アスイツユ
ケロ
それぞれ準備も終わり、入場行進
整列も終わり、代表者の宣言
爆豪が前に出る
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
俺が、絶対一位だ!
「「言うと思った!!!」」
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
クス相変わらず、すごいですね
爆豪は
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
雪緋は、今日どうすんだ?
質問の意図がわからない
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
どうするとは?
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
炎使うのか?
あぁそう言うこと
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
使いませんわ
使わず、一位を目指します
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
そうか。俺もだ
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
焦凍にも負けませんよ!
お互い全力でがんばりましょう!
開会式が終わり、いよいよ競技スタート
最初の種目は・障害物競争
ミッドナイト
ミッドナイト
それじゃあ行くわよ!
第一種目障害物競走ヨーイドン!
皆、一斉にスタートする

先陣を切ったのは、焦凍・雪緋
地面を凍らせ滑って動けないものが多発

だがその後ろからは、A組B組が追ってくる
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
そおは行くか!半分野郎と半分姉!
最初の障害物は入試で現れた仮想ヴィランメカ
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
せっかくならもっと凄い物を用意してほしいもんだ
クソ親父が見てんだから
氷の個性で仮想ヴィランメカを倒す
他の者たちには氷漬けされた仮想ヴィランメカが足止めされ個性を使い壊そうとするだが
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
やめておけ体制の悪い状態で凍らせたから
倒れるだけだぞ
一気に崩れ土煙が立つ
だがそれに動じないものがいた
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
私まで巻き込まれそうになりました
平然と焦凍の横に並び走る雪緋
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
流石にお前には通用しなかったな
順位は変わらず次の障害物が現れる

そこは深い谷底で、落ちればひとたまりもない深さ。渡るにはロープが何本も繋がれているが細くバランスをとるのが厳しい
それをものともしない者たちは次々と成功していっている
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
半分野郎ー!半分姉ー!
爆豪が私達に追いつき並ぶ
プレゼント・マイク
プレゼント・マイク
おーっと!ここで三名が並んだ!!
実況が騒ぐ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
てめぇにはゼッテー負けね!!
お互いの足を引っ張り合う
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
今のうちに、行かせていただきますね!
二人が争っている間、すきを見てトップに出る
プレゼント・マイク
プレゼント・マイク
最後の障害物!!!!!
ラストはこれだーー!
そこにはいくつもの地雷が土の中に仕掛けられていて慎重に走らないとうっかり踏んでしまう
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
これは厄介ですね
焦凍は氷を地面にはり滑っていき追い越される
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
雪緋追いついてこい
爆豪は自分の炎を出し飛ぶ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
随分と余裕じゃなねぇか!!
目の前の二人に気を取られていると後ろから大きな爆発音が聞こえる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【何事ですか!?】
後ろを振り返ると、爆風の中から一人板に乗って飛ばされてくるものがいる
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
【あれは…緑谷!!】
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
今ここで個性を使うわけには行かないんだ!!
私達の頭上を通過し緑谷がトップにたつ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
デク!!
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
緑谷…
緑谷出久 ミドリヤイズク
緑谷出久 ミドリヤイズク
個性では二人に勝てない…だからこのチャンスを掴まないとこの先勝てない
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
やっぱり面白い子ですね
目標が代わり緑谷を追うことに専念する
だがそれに追いつけず、ゴールテープをきる緑谷の姿
プレゼント・マイク
プレゼント・マイク
ゴールしたのは緑谷出久!!!一度も個性を使わず勝利ーー!!
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
ハァ〜流石です。緑谷
その後は次々とゴールするものが出てくる
1位 緑谷
2位 焦凍
3位 爆豪
4位 雪緋
:::
オールマイト
オールマイト
上位には出ていたほうがいいとアドバイスしたがまさか1位で帰ってくるとは
関係者席で見ていたオールマイトがつぶやく
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
焦凍!
焦凍の背中を追う
轟雪緋 トドロキユキヒ
轟雪緋 トドロキユキヒ
次は負けません
追い越してみせます
轟焦凍 トドロキショウト
轟焦凍 トドロキショウト
待ってる
そおいって休憩室まで戻っていく
爆豪勝己 バクゴウカツキ
爆豪勝己 バクゴウカツキ
無個性だったやつが…なんで…!!
爆豪がつぶやいた声は小さく誰にも聞かれていなかった

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