時が流れ、体育祭当日。
何も言わず家を出る焦凍
奥から出て、見送りに来てくれた
私も家を出る。
あの人見に来るのか…
お母さんにも見せたかったな…
学校に着く
お茶子、梅雨がやってくる
それぞれ準備も終わり、入場行進
整列も終わり、代表者の宣言
爆豪が前に出る
「「言うと思った!!!」」
質問の意図がわからない
あぁそう言うこと
開会式が終わり、いよいよ競技スタート
最初の種目は・障害物競争
皆、一斉にスタートする
先陣を切ったのは、焦凍・雪緋
地面を凍らせ滑って動けないものが多発
だがその後ろからは、A組B組が追ってくる
最初の障害物は入試で現れた仮想ヴィランメカ
氷の個性で仮想ヴィランメカを倒す
他の者たちには氷漬けされた仮想ヴィランメカが足止めされ個性を使い壊そうとするだが
一気に崩れ土煙が立つ
だがそれに動じないものがいた
平然と焦凍の横に並び走る雪緋
順位は変わらず次の障害物が現れる
そこは深い谷底で、落ちればひとたまりもない深さ。渡るにはロープが何本も繋がれているが細くバランスをとるのが厳しい
それをものともしない者たちは次々と成功していっている
爆豪が私達に追いつき並ぶ
実況が騒ぐ
お互いの足を引っ張り合う
二人が争っている間、すきを見てトップに出る
そこにはいくつもの地雷が土の中に仕掛けられていて慎重に走らないとうっかり踏んでしまう
焦凍は氷を地面にはり滑っていき追い越される
爆豪は自分の炎を出し飛ぶ
目の前の二人に気を取られていると後ろから大きな爆発音が聞こえる
後ろを振り返ると、爆風の中から一人板に乗って飛ばされてくるものがいる
私達の頭上を通過し緑谷がトップにたつ
目標が代わり緑谷を追うことに専念する
だがそれに追いつけず、ゴールテープをきる緑谷の姿
その後は次々とゴールするものが出てくる
1位 緑谷
2位 焦凍
3位 爆豪
4位 雪緋
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関係者席で見ていたオールマイトがつぶやく
焦凍の背中を追う
そおいって休憩室まで戻っていく
爆豪がつぶやいた声は小さく誰にも聞かれていなかった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。