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第1話

Story1
348
2018/01/24 08:13
あなたside
『ぎゃあああああああああああああああぁぁぁ』

そんな声が工場内にまた、響く。
あなた
ふふっ。
これでまた、若い子の血を手に入れた。

そんな嬉しさで、つい、笑みがこぼれる。







若返るため、若い子の血を飲む。

目の前には、ノコギリでバラバラにされた死体、

あなた
綺麗。
あなたみたいになりたい。
あなたの血をちょうだいね。
ジュル
我慢出来なかった。



生臭い香りが私の口の中いっぱいに広がる。





でも、最近、そのままの血に飽きてきた。



そうだ。いいこと思いついた。





今日は、2月5日。



もうすぐバレンタイン。





血を集めなきゃ。









私は若い女の子の死体をそのまま工場に置いていき、そそくさと工場を去った。




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