第103話

命をかけた戦い
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2020/12/20 11:12
あなた
炭治郎!!!
竈門 炭治郎
ぐっ!!
あなた
大丈夫?!
竈門 炭治郎
あ、嗚呼…かすり傷だ
無惨
ククク…お前たちでは私には勝てないと最初に言っただろう?
無惨
私は無限に回復する。お前たちの弱い攻撃では尚更回復は早いぞ
無惨
だが、人間は脆い。そこにいる派手な髪とイノシシの様な餓鬼ももう動けまい
あなた
善逸!伊之助!!!




無惨と戦い始め、数刻が経っていた



壁が壊れ、瓦礫に包まれていた



その中に血まみれになり動かない善逸と伊之助の姿があった



あなたと炭治郎も至る所に傷を負い、足もフラフラになっていた



しかし、無惨は鬼という力を駆使し傷を回復させていた




あなた
…っ
無惨
まぁ仲間と共に死ねるのは悪くないだろ
無惨
だが、お前たちはよくやった
無惨
私の配下のトップ3も既に片付けられた様だ
あなた
(💭…柱の皆さんがやってくれたんだ)
あなた
…なら
あなた
私も最後まで頑張らないと
あなた
何も恩返しが出来ていないからね
無惨
ほぉ。最後まで抗うか
無惨
素直に負けを認め、4人で死ねばいいものを
あなた
誰も死なない。死なせない
あなた
炭治郎、善逸、伊之助は私が守る
竈門 炭治郎
あなたっ…!
あなた
炭治郎、動くと悪化するよ
あなた
大丈夫。私も死なないから
無惨
私を倒す気か?…愚かだな。鬼の力がある私を倒す事は不可能。まぁ死にたいのなら殺してやろう
無惨
そして無様に…死ぬといい






あなたは地面を蹴り、刀を持ち無惨に向かっていった





砂埃が立ち、無惨とあなたの姿はほとんど見えなくなっていった



刀がぶつかり合う音
銃声がなり響く音
壁が壊れ崩れる音
嫌な音ばかりが鳴り響いた
竈門 炭治郎
……あなたっ




すると…最後に壁に何かがぶつかる音がし、それを気に音が止んだ



竈門 炭治郎
っ!!!!




砂埃が消え、見えたものは…




竈門 炭治郎
あなたっ!!!!
あなた
……




部屋の中心を支える柱を壁にしあなたは刀が腹に刺さり、口から血を吐き動かなかった


あなたに刺さっている刀の柄を無惨が握りしめ、口元は微笑んでいた






竈門 炭治郎
あなたっ!!!!!!!!
無惨
呆気ない戦いだったな



無惨は刀から手を離し、あなたを見下ろしていた




無惨
最後の最後まで戦いを挑むとはな
あなた
…うっ
無惨
…まだ生きているのか
無惨
今、楽にしてやる
竈門 炭治郎
やめろぉぉぉぉ!!!



炭治郎は足に力を入れ、地面を蹴った



しかし、無惨は刀を振り下ろそうとしていた





竈門 炭治郎
💭…駄目だっ!間に…合わないっ…!






































突如、誰も持っていないはずの銃声が鳴り響いた










[完]

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