知らない人達に服を脱がされあなたは真っ白なウエディングドレスを身につけていた


化粧もされ、髪も結われた

女性
｢とてもよくお似合いでございます｣

女性
｢無惨様とご結婚出来るなんて羨ましい限りでございます｣

着替えが終わり、大きな扉の前に立った



父親に腕を組まされ、扉は開いた

中には多くの人が姿勢を崩さず座っていた

父親とバージンロードを歩き、前方に立つ無惨の元へとゆっくり歩いた

父親
｢あなた。幸せになるんだぞ｣

父親がボソッと私に話した




私は頷きもせず下を向いたまま歩いた

隣に立つのが父親から無惨へと変わり、神父が喋った

神父
｢無惨様、あなたは今あなたさんを妻とし 神の導きによって夫婦になろうとしています。汝、健やかなるときも 病めるときも 喜びのときも 悲しみのときも 富めるときも 貧しいときもこれを愛し 敬い 慰め遣え 共に助け合い その命ある限り 真心を尽くすことを誓いますか？｣

神父
｢あなたさん、あなたは今無惨様を夫とし神の導きによって夫婦になろうとしています。
汝、健やかなるときも病めるときも喜びのときも悲しみのときも富めるときも貧しいときも
これを愛し敬い慰め遣え共に助け合いその命ある限り真心を尽くすことを誓いますか？｣

指輪の交換シーンはカットでw

神父
｢では、誓いのキスを｣

無惨が私の方を向き、ベールを外した

嗚呼…もう…元には戻れない…

みんな…さようなら…

あなたは静かに目を閉じた

すると
























ガシャーーーーーーーーンッ






ドカーーーーーーーーーンッ

下っ端
｢鬼舞辻様！申し訳ありません！！敵襲でございます！｣

バンッ







入口の扉が大きく開かれた

煙と共に現れたのは会いたくて待っていた人達だった

[完]