プルプルプル
プルプルプル
ピッ
「みんなお疲れ様」
「みんなに大事な要件を言うから聞いて欲しい」
「これは一度しか言わない。この音声は3秒後に消去されるからしっかり聞くように」
「キメツ学園高等部1年筍組の神谷 あなたについてだ」
「あなたについては入学届けが少しおかしかったから調べていたが」
「ここ数日、あなたは知らない男に付けられていたらしい」
「今日、炭治郎達があなたを付けていたという男を抑え聞き出した所、あなたの事を捕まえようとしていたらしい」
「男は組に入っており、組名は駄鎖組…小さい組だ。2日後には壊滅する」
「あなたについてより詳しく調べたが両親について全く資料がない…意図的に消されているんだ」
「あなたには何かあるかもしれない」
「これからあなたを監視して欲しい…もちろん絶対にバレないように」
「もしかすると、あなたがそちら側のスパイの可能性もあるから慎重に頼むよ」
「私の可愛い子供たち…皆の検討を祈る」
プッ
この音声は3秒後に消去されます
ピーーー
削除が完了致しました
[完]
――――――
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。